【個展レポ】個展会場を見つけるまで

(2016年のアトリエ日記からの修正加筆版です)

CASAリメイク作家のTammyです。

 

2017年6月に、人生初めての着物日傘の個展をしました。

 

今回は「個展を開く場所」についてをお話しようと思います。

個展会場探しをスタート!

個展を開くことを決めたものの、ジッとしていても個展準備は進まない。

 

もちろん、アトリエは狭すぎるので、ホーム開催は無理です。

 

じゃ、どこでやるのか?

 

最初に考えたのは、一般的に個展が開かれているような、道路沿いの玄関部分あたりがガラス張りになっているギャラリー。

 

でも私の場合、作品は日傘です。

 

絵画展ではないので、ギャラリーの平面の壁に、絵を飾るように日傘を飾ることはできません。

 

開いたら傘がどのくらいの大きさになるのか、おおよそはイメージして頂けるかと思います。

 

まず、あまりに狭いところだと、いったい何本日傘を開いて展示できるんだろうかって考えました。

 

それもあり、街の一般的な小さなギャラリーで、私自身が個展を開くイメージはどうしてもできませんでした。

 

上手く言えないんだけれども、普通のギャラリーでは、作品や私とゲストの方とのいい距離感が掴めない。

 

じゃ、ギャラリー以外で貸してもらえる場所ってどこなんだろう。

 

カフェとか、レンタルスペースかな。

 

そう思って、最初行ってみたのは、お花屋さんが併設されたカフェでした。

 

花や緑の香りが漂う場所で、日傘の花を咲かせるのもいいなって。

 

検索で見つけたホームページがとても素敵で、インスピレーションが 一気にふくらみました。

 

ドキドキしながら訪れたそのカフェ。

 

大好きなフレンチシャビーテイストで、外観も内装も洗練されていて、とても良い感じだったんです。

素敵なイメージはふくらんだけれど…

が、肝心の日傘を展示できるカフェスペースが狭すぎたのです。

 

それと、あとは温度差かなぁ。

 

確かにカフェは貸しスペースなのですが、オーナーと私、なんとなくやり取りの中で、温度差を感じてしまったのです。

 

今考えると、メインはお花屋さんで、シーズンオフの時に「貸してほしい」って人にスペースを貸している、ただそれだけのことだったんです。

 

同じ温度を求めること自体、到底無理なことだったのかも。

 

でも、初めての個展で不安もわからないことも沢山あります。

 

だから、同じベクトルを向いて、個展を一緒に作り上げてくれる「場所」 そして「人」をもっと視野を広げて探してみよう。

 

そう思い、結局そのカフェを会場にするのはやめました。 

会場選びのチェックポイントと優先順位を再考

一旦白紙に戻してから、改めて会場選びのチェックポイントと優先順位を考えました。

  • 会場レンタルの予算
  • 開催日数や日程
  • アクセスの良さ
  • 会場の広さ
  • 花や緑が身近にある
  • オーナーと価値観が共有できる

 

「花や緑が身近にある」は 普通、個展の会場選びではあまり考えないポイントかもしれません。

 

でも、私の日傘づくりは、常に花や緑と関わっています。

 

まず、アトリエの中に緑を欠かさないこと。

 

緑は、アトリエの中で、 時に制作活動に行き詰って八方ふさがりになるとき、心のオアシスになっているから。

 

また、日傘の柄やデザインに花や緑が描かれていることが多いことも関係してきます。

 

だから、無機質な都会の画廊で個展を開いているイメージが、どうしても浮かばなかったのかもしれません。

 

そんなうまい具合に花や緑に囲まれた会場が見つかるの?

 

あまり聞いたことないよね。

 

そう最初は思いました。

  

けれども、アンテナを張っていたのが良かったのか、白紙に戻してから1ヶ月もしないうちに、「ここがいい!」 と思える運命のギャラリーを、大阪の高槻市で見つけたのです。 

運命のギャラリーとの巡り合い

そこは、大阪の賑やかな街の中にあることが想像もできないような、落ち着いた雰囲気のギャラリーでした。

 

そのギャラリーには、お庭があり、四季を通して色んな草木が花を咲かせるそうです。

 

最初に訪れた盛夏には、濃い緑の樹木が生い茂り、聞こえるのはセミの声。

 

2回目に訪れた初秋には、少しずつ緑の色が変化し、秋らしく落ち着いた雰囲気になっていました。

 

上の写真は、そのギャラリーのオーナーから送って頂いた、今年(2016年)5月末のギャラリーのお庭写真です。

 

来年6月初旬の個展の頃には、こんなふうにドクダミの白い花が、お庭で沢山可愛らしく咲くのが見られたらうれしいな。

 

平屋の古民家を改装したその趣あるギャラリーは、芸術の分野において素晴らしい審美眼と豊かな感受性をお持ちの、オーナーのこだわりがいっぱい詰まったギャラリーです。

 

そんなギャラリーで、経験の浅い私が個展を開かせて頂けること、本当に心から感謝しています。

 

初めて内覧に伺ったとき、私の制作に対する理念や、個展を開きたいという想いを、とにかく夢中でお話しました。

 

初対面の方とお話をするのは、あまり得意な方ではないし、 元々多弁な方でもないけれど、とにかく伝えたい想いでいっぱいだったのかな。

 

私の「傘のリメイク」というちょっと変わった制作活動に共感してくださったことが、何よりもうれしかったです。 

現状からの変化を望むならば、伝えることを諦めない。

 

だって必ず <情熱は伝染する> と思うから。

 

そのために、まずは <自分が楽しむ>

 

そして、そこに <周りを巻き込む>

 

暑苦しいかもしれないけど、私は常々そう思っているから、こうやって書くことを続けています。

 

ご縁があって私と出会った方が、今よりもっと幸せになってほしい。

 

このブログが、そして個展が、何か素敵な変化が起きるきっかけになるとうれしいな。

 

今、そんな気持ちでいます。

 

…で、結局どこのギャラリーで個展をやるのか気になる方が、もしかしたらいるかもしれません。 

 

個展会場のことは、またおいおいとご紹介しますね!

 

このシリーズの次回は、個展にお越し頂く皆さんに私が思い描いているお出迎えについての【おもてなしの心を伝えたい♡】をお送りしようかと思います。

 

 

 

 

以上、個展レポでした。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


Casa de Paraguasの日傘は、

 <「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>

 という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。

 

お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。

 

こんなもので日傘って作れるのかな?」

「こういう日傘があったらいいな」

 

お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。 

 

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