(2016年のアトリエ日記からの修正加筆版です)
CASAリメイク作家のTammyです。
2017年6月に、人生初めての着物日傘の個展をしました。
今回は、個展にお越し頂く皆さんに対して、私が思い描いているお出迎えについてお話しようと思います。
2人の出会いはこんな場所でした

朝から、個展に関してある方と初めて打ち合わせをしてきました。
今日の打ち合わせ風景@カフェです。
まるで敏腕プロデューサーのような雰囲気の素敵な方でしょ。
メガネをかけると知的美人マダムですが、お話をしてみると、とーっても気さくでおちゃめな方なんですよ。
こちらのマダムは、先日お茶会で初めてお会いしたばかりのc-roomの羽藤千恵さんです。

千恵さんは、あのルピシアのティースクールより、2013年に世界のお茶マイスターの認定を受けられていて、お茶の魅力を沢山の方にお伝えしていくべく、ご自宅で少人数お茶会レッスンを 開かれています。
私が参加させてもらったお茶会の最後の方には、ひょんな話の流れから、いつしか私の来年の個展の話題に。
「千恵さんチョイスのお茶と、千恵さん手作りの絶品スイーツを、来て頂いたお客さまにお出ししたらいいやーん!」て皆で盛り上がり…
ただのノリや社交辞令だったかもしれないけれど、その日のうちに千恵さんに、本当にお手伝いして頂けるかを単刀直入にお伺いしたところ、2つ返事でOKしてくださいました。
そんなこんなで、今日は初の2人打ち合わせでした。
季節に合ったお茶を、1番美味しい形で

お茶出しに関してお手伝い頂くことにOKは頂いたものの、冷静に考えると、個展は6月の初めの少し蒸し暑くなる時期になります。
やはり手作りのスイーツをゲストに提供するのは、食品衛生上トラブルになりかねないなぁと不安要素もあり…。
こちらからお願いしておいて大変申し訳ないですが、基本はお茶の提供だけにする。
仮にお菓子もお出しすることにしても、お茶に合う市販の個包装のお菓子を、千恵さんにチョイスしてもらうくらいでお願いしたい。
勝手ながらそのようにお伝えすると 「同じ考えでした!」と千恵さん。
そのご回答に、まずはホッ。
色々資料をご持参頂いて(付箋が山盛り貼ってあったよ!) 季節に合いそうな世界のお茶を、丁寧に説明してくださいました。
茶葉の摘み取り時期や、新茶が出回る時期とかも、わかりやすい図で確認。
そんなふうに打ち合わせ前にも、私の個展のためにわざわざ時間を割いてくださったそのお気持ちだけでも、本当にうれしい。
日本茶なのか、西洋の紅茶なのか、はたまた中国茶や台湾茶なのか。
冷茶なのか、温茶なのか。
冷茶にするにしても、湯出しなのか、水出しなのか。
一口に「お茶」と言っても色んな選択肢があり、味も香りも全然違うのだそうです。
お茶の記憶が、個展の余韻の1つになりますように

理想は器にまでこだわることですが、初めての個展で、一体どれだけの方に来て頂けるのかも検討がつきません。
そのような状況だと、やはり器はある程度臨機応変に対応できる紙コップになるかと思います。
けれど、たとえ味気ない紙コップでも、暑い中わざわざ来て頂く方に、少しですがお口を潤して頂けるような美味しいお茶をお出ししたい。
ただ美味しいだけじゃなくて、私の個展に合うお茶を。
ということで千恵さんが色々と候補を挙げてくれました。
- どんなお茶が季節に合うのか。
- どんなお茶がTammy好みなのか。
- ギャラリーの雰囲気に合わせるのか。
- Tammyの作品やTammy自身の雰囲気に合わせるのか。
ところでTammyをお茶にすると、どんなイメージなのでしょう。
千恵さんにふと聞いてみました。
その答えは書きとめていないので、はっきりとは覚えていませんが、
華やかなお茶よりは、素材の良さを味わうようなお茶のイメージ。 でも、何だか印象に残るお茶
…そういうニュアンスのことをおっしゃっていたような?? (私の勝手な拡大解釈かも!?)
色々とご説明して頂いているうちに、「これだ!」と思うお茶が見つかりました。
私は飲んだことも聞いたことも無いので、まだ想像の世界だけのお茶ですが、千恵さん曰く、その茶葉の種類では世界で1番愛されているお茶なんだそう。
オリエンタルな要素とフルーティな要素が交わる魅力的なお茶ですよ。
来年になりますが、第2回目の打ち合わせには試飲させて頂けるということになりました。
ワーイ、うれしい!
とても美味しかったら、個展で お出しするお茶として正式採用することになりそう!
千恵さん、今日は打ち合わせのために、わざわざ貴重な時間を空けてくださり、どうもありがとうございました♡
千恵さんが個展のお手伝いに加わって頂けて、とってもうれしいです。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
ちょっとおしゃれに♪だけど気軽に♪

千恵さんのお茶愛、おもてなし愛は素晴らしいんです、本当に。
機会がありましたら、ぜひ千恵さんのお茶会に1度行かれてみてください。
おほほー!なサロネーゼマダムのお茶会ではなくて、アットホームで、けれども洗練された非日常の千恵さん流の心のこもったおもてなしを、存分に味わうことができます。
シンプルにお茶の美味しさや、お茶に合うお菓子の美味しさを、味わうことができるだけでなく、千恵さんの「好き」が詰まった季節に合わせたテーブル コーディネイトを目で楽しみ、居合わせた参加者の皆さんとの会話も楽しみつつ、 お茶そのものの香りや色が時間や温度で変化する様子も ゆっくりと五感で楽しめる。
そんなお茶会です。
百聞は一見にしかず。
詳しくはこちらの千恵さんのブログをご覧ください!
お茶会教室『c-room』日常の中の非日常なお茶時間の作り方♪
色々とハードルはあるけれど、ひとつひとつの経験を楽しみながら、個展に向けて頑張っていきます。
不定期になりますが、また個展準備の様子はレポしますね!
どうぞお楽しみに。
以上、個展レポでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。