(2018年のアトリエ日記からの修正加筆版です)
CASAリメイク作家のTammyです。
オーダーメイドで制作した日傘を納品したお客さまから、うれしいお声をちょうだいしましたので、こちらでご紹介します。
亡くなったお父さまのお着物1枚をリメイクして、2本の日傘を制作しました。
掲載の許可を頂きましたので、ここでご紹介いたします。
Mさま、ありがとうございます。
お客さまのご感想です。
こんにちは、お世話になります。
メールの確認並びにお返事が遅くなりまして、申し訳ございません。
日傘2本及び生地は昨日に受領致しました。
とても素敵な仕上がりで、また、着物の風合いが活かされ、 嬉しい限りでございます。
有難うございます。
実家の母も大変喜んでおりまして、 私と母でそれぞれ1本ずつ愛用致します。
また、同封頂きましたお手紙では、柴田様の暖かいメッセージと日傘の取扱いに関します丁寧なご説明を頂戴しまして、重ね重ねお礼申し上げます。
母が柴田様のアトリエ訪問をと申しておりますので、勝手申し上げますが、事前にご連絡致しますのでご対応頂きましたら有難く存じます。
また機会がございましたら、是非とも宜しくお願い申し上げます。
有難うございます。
男性もお使い頂けるように考えました。
今回は紬(推定)の着物1枚から 一重の日傘を2本お作りしました。
竹製、ラワン木製2種類の持ち手で、1本ずつ計2本です。
ラワン木製の方がひと回り大きく、男性でもお使い頂けるように、ボタンのデザインもシンプルで、ユニセックスな柄を選びました。
男性の日傘はまだまだ浸透していないのが現状ですが、ご近所でもたまーにお見かけします!
それも濃いめのお色でシンプルなデザインでした。
実は男性にもご使用頂けるように、イメージしてお作りした日傘は、過去に数本あります。
いずれもオーダーではなく、私のオリジナルデザインでしたが。
男性も日傘を当たり前に持てる時代が来ることを願っています。
到着報告やご感想を頂くのは、必須ではありません。
けれどやっぱりこうやってご報告を頂けるとホッとします。
面識はありませんが、まるでお客さまと対面をしてお話を伺っているような感じがしました。
「泥大島の洗い張り後の反物がありますが、日傘にできますか?」
そんなお問い合わせが、このたびのオーダーを頂く最初のやり取りでした。
お客さまのとても丁寧で誠実なお人柄が、毎度のメールの文面に表れていました。
やり取りをしているうちに「どうやら男性のお客さまかもしれないな」と思い始めました。
もしかするとご自身で使って頂ける男性のお客さま第1号かも!?
日傘をお使いになるのは、圧倒的に女性が多いですが、男性も大いに使って頂きたいと思っています。
日差しが暑いのは、性別関係ない。
熱中症予防にもなるし、紫外線対策にもなる。
ファッションアイテムとして、取り入れて頂くのも素敵!
私は、男性だからとか女性だからとか、性別で趣味趣向や行動範囲を限定するのは、ナンセンスだと思っています。
同性や同年代の似通った環境の者ばかりで、群れるのもあまり好きじゃなくて。
性別うんぬんの前に、一個人。
年齢うんぬんの前に、一個人。
それぞれがそれぞれに、かけがえのない個性を持った一個人なのです。
かっこいい女性がいてもいいし、可愛い男性がいてもいい。
「日傘はおばちゃんが持つもの」という既成概念こそダサいのよ!
そもそも「おばちゃん」は、自分がそうだと認めなければ、永遠にその肩書きは存在しません。
私は一生おばちゃんにはならない。
お姉さんの次は、おばあちゃん。
かっこいいおばあちゃんになる。
そう決めているから!って私は全世界発信で、誰に向かって吠えているのでしょうか(笑)
常識とか、既成概念とか そんな次元を軽やかに超える、かっこいい着物日傘を持つ方が、もっともっとこの世の中に増えますように!
リメイクの可能性は、自分のアイデア次第で無限大だと思うのです。
そう考えると、ワクワクします!
自分がどこまでできるのか、もっとチャレンジしてみたい。
海の向こうに想いを馳せて・・・

以上、お客さまの声でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。