
(2018年7月のアトリエ日記からの修正加筆版です)
CASAリメイク作家のTammyです。
ふと、あの個展の時にお嫁入りした着物日傘たちは、今頃どうしているのだろうかと思って。
それで何名かのお客さまに「その後どうですか?」と聞いてみたんです。
日傘File番外編、題して、「あの子は今どうなってる?」
このシリーズは、不定期連載です。
今日ご紹介の日傘は 「薫(かおる)」さん。

花は花でも、この抽象柄のお花は、ちょっと癖が強いですね。
ラベンダーやカモミールのような、ふんわり優しい香りが漂うのではなく。
プーンと個性的な存在感で、薫ってきそうな気がしました。
だから、敢えて「薫(かおる)」にしました。
この着物生地を作った方が、何の花を表現したかったのか、私にはわかりません。
けれども香りはたとえて言うなら、ジャスミンのような香りをイメージしました。
唯一無二の個性が輝く女性に、華を添える日傘となりますように♡
そんな想いで作りました。
さて、そんな薫さんをお嫁にもらってくださったお客さまに、突撃インタビューです!
この生地を初めて見た時、あまり着物らしいデザインではないなと思ったんです。
さらに日傘にリメイクすると、北欧テイストの爽やかで、でも どことなくほっこりするような、そんな不思議な仕上がりになりました。
白色の樹木模様は、まるで絵の具で手描きしたような雰囲気です (実際はプリントだと思いますが)。
「凛」=キリリとした涼感を呼び込む様子からこの名前をつけました。
白の樹木は雪が被っているようにも見えますし、白樺のスッと上に伸びていく樹のようなイメージも思い浮かびます。
夏の暑い日差しの中でこの日傘を差すと、きっと周りの皆さんにも目で涼しさをおすそ分けできるのでは。
持ち手は、彫刻が入った楓の木です。
落ち着いた可愛らしさがあります。
年代問わず、長くお使い頂ける世界にたった1本の日傘になりました。
控えめな中にも個性がキラリと美しく光る女性に寄り添う日傘となりますように♡
そんな想いで作りました。
さて、そんな凛さんをお嫁にもらってくださったお客さまに、これから突撃インタビューです!
お客さまのご感想です。
【薫さんと私】
薫さんと私の関係は「特別」 です。
毎日のお店までの道のりは、自転車を走らせています。
なので、薫さんとお出掛けする時は、自転車に乗らない特別な日です。
そして、可愛らしいピンクの日傘をコーディネートのアクセントにしています
桜の木の持ち手
選び抜かれた包みボタン
考え抜かれた柄合わせ
本物を感じ取れる♡
民緒さんがつくられた日傘は、私にとっての特別です。
日常を大切にしたい気持ちと、丁寧に生きるをリンクさせてくれる薫さんに、感謝です(´v`o)♡
お客さまのご紹介
お客さま、実はスタイリストさん。
浅野千絵さんといいます。
千絵さんとの出会いは4年半前、似合うメガネを見立てて頂いたんです。
それから何度かお目にかかっていますが、そのたびに素敵に活動を広げられ、いい刺激を頂いています。
実はこのワンピースも千絵さんのお見立て。

ほめられ率と印象残り感が半端ない!
なので、お名刺もこの写真を使っています。
自分だったら絶対に選ばなかった、かなり個性的な色とデザイン。
でも、千絵さんが「絶対似合う!」って言ってくださったんです。
そんな千絵さんに個展にて逆に、特にオススメの1本を聞かれ。
すかさず、薫さん推しでっ!
千絵さんの魅力を引き立ててくれる1本だと思いました。
私のお見立てはいかがだったでしょうか!?
千絵さん、このたびは突撃インタビューにご協力頂き、どうもありがとうございました♡
大切に使って頂き、私もうれしいです。
<特別な関係宣言>に薫さんも きっと喜んでいることと思います。
stylist & fitter 11 ichiichi
千絵さんは、大阪市内のサロンで、メガネやその他ファッションアイテムのスタイリングや各種イベントをされています。
ホームページがとても素敵で、見ているだけでワクワク。
実はまだ私も新サロンの方には、行けていないんです(汗)
「今年中に何とか行きたい!」と、ご案内頂くイベントと自分の予定をいつもにらめっこ。
「お誕生日が秋なので、大人メガネをichiichiさんで新調できればいいなぁ」なんて妄想も。
気になった方は、お電話や facebookページのメッセージなどから、コンタクトを取ってみてくださいね。
stylist & fitter 11 ichiichi
大阪市中央区平野町4-8-5 RE-013 503号室
tel:06-4256-4843
Facebook https://www.facebook.com/11ichiichimegane/
Instagram https://www.instagram.com/isoyachie
以上、個展で展示した日傘のその後の追跡ご紹介でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。