(2016年のアトリエ日記からの修正加筆版です)
CASAリメイク作家のTammyです。
こちらの着物日傘、収納袋、巻きスカートを納品したお客さまより、うれしくて朝からホロリ涙した、そんなご感想です。
(昨晩メールでご感想をくださいました)
元々はお客さまの亡くなったお母さまが、生前和裁で丁寧に作られたお着物で、ずっとタンスの中に置いておかれたものです。
それを今回解いてリメイクさせて頂きました。
お写真、ご感想共にご紹介を快諾いただきましたので、こちらで全文掲載させて頂きますね。
お客さまのご感想です。
こんにちは~
先日は日傘、袋、スカートをどうもありがとうございました。
本当に丁寧に縫われ、仕上げられてますよね。
改めて作品を手にして、言葉に出来ない感動です。
6月は母の命日の月ですので、今日、日傘をさしてお墓まいりに行って来ました。
やっぱり1番に見て欲しかったので、京都のお墓まで電車を乗り継ぎ行ってきましたよ。
大阪は梅雨入りしたらしいのですが、真っ青なキレイな空。
きっと母も喜んでくれたと思いました。
1人で行ったので、日傘をさしてるところの自撮りは諦め、工事?にきてたお兄ちゃんに頼んで、一枚だけ撮ってもらいました。
柄が浮き出てるようでキレイだし、個性的な感じですよね。
着物だけど和だけでなくエスニックも入ったような。
きっと、1番よく映るように、柄も何回も合わせて下さったのでしょうね。
Tammyさんのセンス、さすがです!
スカートの写真です。
これは自撮りなんで、いまいち映りが暗いのでごめんなさい。
丈もいいですね~ ウエストも苦しくないし、ズレないし。 バッチリです。
歩いてみると、巻きスカートの部分が着物の裾と同じ感覚なんですよね。
あぁ、母も着物着てこんな足さばきだったのかなぁなんて思いました。
着物のままで着るより、スカートは着慣れてるぶん体に馴染むので、余計に母を感じられたような気がします。
スカートの裏を返せば母の縫い目も残っていて、母を感じます。
このスカートを提案してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
このオレンジ色のブラウスとスカート、すんごい合うと思いませんか。
このブラウスはあまり着こなせてなくて、でも結構いい物なので、置いてたんです。
このスカートにバッチリでした。
このスカートのために私の元にきたのかな^ ^ なんか縁を感じますよね~
傘を入れる袋は、部屋で待機してたので写真はまだ撮ってません。 すみません。
うまく伝えられたかわかりませんが、Tammyさんの心のこもった作品たち。
私のために時間をたくさんかけてくださり、 ありがとうございました。
もし、ブログ等載せてもらうことがあれば、 わたしは大丈夫ですので^ - ^
ではでは。 またよろしくお願いしますね。
お母さまの和裁には、きっと足元にも及びませんが…
最後はブログ掲載OKのお気づかいまで。
なんだかね、このメールを読んで、ご縁ってどこにあるかわからないなぁ、本当に不思議だなぁって思いました。
お客さま、たまたま他の方が私を紹介してくださったのを読んでいて「これは!」と思ってくださった。
そして、お呼びがかかりました。 ありがたや♡
スカートも日傘も、とてもよくお似合いですよね。
これを私が履いたとしても、きっとお客さまのようにピッタリは合いません。
本当に、お客さまの元に行くべくしてお嫁入りできたのだと思います。
実は巻きスカートの裾の部分は、ミシンでザザザーっと縫ってしまうこともできたのにもかかわらず、敢えて全部手縫いでチクチクまつらせていただきました。
ひと針ひと針、針を進めるお客さまのお母さまの和裁を少しでも感じてみたかったのね。
お客さまのお母さまの和裁には、きっと足元にも及びませんが、丁寧な日本の手仕事の良さを少し垣間見ることができました。
最後のメールで、こう書いてくださいました。
「今回はTammyさんのお陰で、宝物が増えました。大切にします。」
「宝物」にして頂けるなんて、これほどうれしいことはありません。
私もお客さまのおかげで<思い出をリメイクで形にする CASAリメイク作家>として、また1つ自信がつきました。
まだまだ未熟ではありますが これからもお客さまに寄り添う作家であり続けたいと思います。
このたびは大切なものを託して頂き、本当にありがとうございました♡
以上、お客さまの声でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。