
CASAリメイク作家のTammyです。
「リメイク」というひと手間の魔法
~ The magic of remake ~
「そのひと手間の魔法をかけることで、お気に入りや思い出があるけれど捨ててしまうしかないものを素敵に生まれ変わらせて、その作品を手に取った方が より幸せな気分になってもらえますように」という理念で、日々活動しています。
考えてみると、以前はアメブロでブログを書いていましたが、ブログお引越を機にその時の記録はすべて消去したため、今では私の過去を知らない方も多いのではと。
「私の過去のお話なんて、誰が興味あるねん!」かもしれませんが、私が今のようなリメイクで日傘を作るようになるまでに、実は様々な紆余曲折がありました。
前回から数回連載で、私が今のようなCASAリメイク作家として活動を始めるようになるまでのお話をしています。
題して、
【今だから話せるストーリー】私がリメイク作家を目指すまで
今回は、その第2回です。
episode 3: 人生の底を感じた浪人時代
高校時代に起きたの2つの大きな出来事で、ようやくやる気を回復し、勉強にも再び力を入れ始めたものの、リスタートがあまりに遅く、結局志望の大学には入れず、浪人することに。
田舎に住んでいると受験予備校も近くになかったので、予備校が通えるところにアパートを借りて1人暮らしをしながら、1年間の浪人生活をしました。
ただでさえ精神的にきつい浪人生活の中で、家族に会うのも週末だけ。
当時は固定電話も引いておらず、携帯なんてものもまだ存在しなかったので、用事がある時やどうしてもつらかった時は近くの公衆電話までわざわざ電話をかけに行っていました。
先の見えない不安から情緒不安定にはなりましたが、予備校では生涯の親友と呼べる友人もでき、勉強以外のこともその友人と沢山話しました。
そういえば「予備校に数日来なかったら、安否確認のために様子を見に来てね!」なんて笑えない冗談も言ってたな(笑)
人生で1番勉強した暗黒の浪人時代は、肩書もなく、社会から1人取り残されたような疎外感はあったものの、家族や友人たちの支えがあったおかげで、精神的にグーンと強くなれた、かけがえのない貴重な1年でもありました。

【ちょっと寄り道話】
当時の親友と、去年の12月に振袖でクリスマスパーティーに参加しました!
1番つらい時に傍にいてくれた友人と、こんなふうに20数年の時を経て、晴れのお席に参加できるなんて!ととても感慨深い思いがしました。
彼女とは年賀状ではやり取りをしていたものの、久しく会っておらず。
が、共通の知人を介し、去年ご縁が再開。
それからは私主催のイベントにも来てくれたり、着物リメイク雑貨のオーダーもしてくれたり。
気がつけば、共通のお友達もだんだんと増えてきました。
私たち2人のご縁を再び繋いでくれた方主催のパーティで、2人が振袖を着て、一緒に過ごせたことは、本当にミラクル。
とてもとてもいい記念になりました♡
episode 4:大学時代、海外1人旅で本来の自分らしさを取り戻す
努力の甲斐があって、翌年、志望大学に無事合格し、晴れて念願の大学生になりました。
と同時に、ストレスが一気に減り、長年悩まされたアトピーの症状がほとんど出なくなりました。
大学時代は、勉強はそこそこに。
アルバイトで貯めたお金で、長期休暇には海外旅行をするのが趣味、というか生きがい!?
海外に行くたびに、視野が大きく広がり、その頃からようやく少しずつ自分らしさを出すことができるようになり、今まで全然話せなかった異性の知り合いもでき、たまにデートに誘われることもありました(遅咲きタイプね、笑)。
興味のあることにも色々とトライできるようになり、趣味を通じて、年齢も職業も様々な友人ができました。
海外1人旅は、異文化の中で色んなハプニングを経験しながらも、今まで抑えていた本来の自分らしさを取り戻せる時間でもありました。
今まで経験してきた数々の失敗で地まで落ちてしまった自信も、パスポートに渡航した国の入国印が押されるたび、「私でもこんなにできるんだ!」という誇らしい勲章が増えて、自信が回復していくように感じました。
長くなってきたので、その後のお話は、次回『【今だから話せるストーリー③】私がリメイク作家を目指すまで』に続きます。
>>続きはこちらからお読みいただけます。
以上、『【今だから話せるストーリー②】私がリメイク作家を目指すまで』でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で6月末を予定しています。
今年の夏のマイ日傘デビューをご検討いただいている場合は、気持ち早めにご相談いただけるとご希望を叶えやすくなります。