CASAリメイク作家のTammyです。
昨日は一足お先に今年の母の日プレゼントを買いに、家族で近くのデパートへ。
毎年この時期になると、「さて今年はどうしようかな?」とマンネリ化している母の日プレゼント選びに悩みませんか?(え、私だけ!?)
婦人ファッション小物のコーナーには沢山の素敵な日傘も並んでいて、興味津々でした(^^)
さて、今日のブログは、そんな光景からふと思い出したあるお話です。
結婚するということは、母が2人できるということ、つまりそれは…
よく言いますよね。
「結婚」とは夫婦になるということだけではなく、家と家同士が繋がるということ。
つまり、家族がもう1つ増えるんですよね。
もちろん、人によって結婚観については色んな考え方があるとは思いますが、私が結婚した時、1番最初に感じたのは、お母さんが2人できたんだなぁということでした(義理の父は私たちが結婚した時には、すでに逝去していました)。
うちの場合は、実家が奈良の奥の方なのでかなり遠くて、逆に、義理の親が住む家の方がダッシュで1分というスープが冷めないごくごく近所という位置関係。
なので、実家の母には年に数回しか会わないけれど、義理の母はしょっちゅう会っているので、今の繋がりの濃さは断然「実母<義母」。
実家の母にはもちろん生まれてからずっと育ててもらった恩義はあるけれど、義理の母は特に子どもができてから、本当のお世話になりっぱなしで、いつも頭が上がりません(汗)
そんな2人の母親ができてこの10数年、私にとって毎年の母の日は1年に1度ちゃんと感謝を伝える大切な日です。
母の日のプレゼント選びは?
個性が真逆かというほど違う2人の母ですが、大切な存在であることに変わりはなく、毎年母の日のプレゼント選びには本当に悩みます。
毎年アイテムは変わるけれど、多いパターンは、同じものをデザイン違いで買うパターン。
派手でアクティブな実母には、華やかでちょっと個性的だったり、キラキラが入っているデザインに。
控えめで細やかな気配り上手の義母には、色彩が綺麗で繊細だったり、素材を軽くて肌触りのいいものにしたり。
選ぶのは、スカーフ、帽子、扇子、ハンカチなんかのファッション小物が多いです。
ちなみに今年は、1周廻ってスカーフにしました。
これって年齢を重ねていくと気づくファッションあるあるかな?
質の悪いものを身に着けると、余計チープに見えませんか。
若いうちは、素材よりもデザインを重視しても、若さでカバーできる部分はあります。
でも、自分自身が30代後半あたりからだんだん感じるようになったことは、今まで着ていた服や着けていたアクセサリーではごまかしが効かない(汗)
年齢を重ねていくということは、人生のグレードが上がるということ。
値段が高ければ良いものとは限らないけれど、年齢に応じてそれ相応の物を身に着けないと、全体のバランスが悪くなるのです。
ガーリーな可愛らしいもの、カジュアルで楽しいもの、私も個人的に好きではありますが、それらはちょっとした雑貨に絞り、身につけるお洋服ではもう極力控えるようにしています。
「ファッションは個性そのものだから、自分の好きなものを身に付けたらいいのだ。」
そういう考え方もありますが、やはり歳相応のTPOは、大人のエレガンスであり、大人だからこその品格そのもの。
ファッションはその場の雰囲気やお会いする方への礼儀でもあると思うのです。
ところで、歳を重ねても、いつまでもはつらつと若々しく見える魅力的な方っていますよね。
街を歩いていても、ハッと振り返るようなエレガントなオーラを感じる方。
素敵な方を見ると、ファッションもそうですが、すっと姿勢がほどよく伸びていて、物腰が柔らかです。
「若々しく見える」と「若作り」は、同じようでいて、全然違う。
年齢に応じたファッションというのは、地味とか派手とかそういう次元のファッションではなく、その人自身の魅力を引き立てるものを、その人自身がよくわかっていて、お洋服とご本人が自然体で一体となっているということだと私は思います。
それを1番感じたのが、樹木希林さんでした。
決して「私が私が!」とぐいぐいと前に出るようなことはなさらなかったけれど、なんというか存在感やオーラが格別ですね。
他の方と全然違う。
物に対する向き合い方も、あるものを大切にされながら、創意工夫で自分らしく手を加える楽しさも知っておられて。
同じ女性として本当に素敵だなぁと思う方でした。
さて、話がちょっとそれましたが、結局2人の母たちには、質のいい綺麗な色のスカーフをそれぞれのイメージで選びました。
スカーフってド定番だけど、何枚あっても使えますよね。
日差しが厳しい時には帽子や日傘代わりのちょっとした日よけになり、冷房が効いて肌寒い時にはカーディガンの代わりに羽織ることもできる。
無地のお洋服にちょっと合わせると、ポイントにもなりますね!
2人共喜んでもらえるといいなぁ。
自分で作った日傘を贈ってみた結果

実は数年前の母の日には、自分で作った日傘を義理の母に贈ったこともありました。
その時は、私が選んだ浴衣リメイクの日傘を。
グリーンが好きな義母に、爽やかなグリーンの日傘です。
驚きつつも、とても喜んでくれました!
でも、その次の年、なぜだか義母は、私にまた日傘をオーダーしてくれたんです。
「日傘、そんなに何本も要りませんよね?」って聞いたら、「今度は、自分の思い出のある着物で、民ちゃんに日傘を作ってほしいから、ちゃんとオーダーするから」って。
敢えて私にお金を出して日傘の制作を依頼してくれたことは、私のライフワークである傘のリメイクの活動を認め、応援してくれているという気持ちの表れ。
だからその気持ちがとてもうれしかったんです。
義母が日傘にするために選んだ着物は、自分のお嫁入りの時に母親が誂えてくれた着物でした。
ちょっと濃いめのピンクだから、さすがにもう着ることはないからと。
もう50年ほど前の着物だそうですが、それを感じさせないモダンなデザインとカラーで、生地のコンディションもとても良かったです。
それがこれでした。
義母の家に行くと、いつも玄関のところにこのピンクと緑の日傘が2本並んで置かれています。
それを見るたび、いつも義母が私を見守ってくれているのだなと思うんです。
子どもは自分の親を選べないと言うけれど、きっと自分に必要だから、自然の流れで私のところに来てくれた親たちなのだろうなと思っています。
今年の母の日、あなたはお母さんにどんな言葉を送りますか?
私はやっぱり「いつもありがとう」かな。
あまり気の利かないぼんやりした嫁であり、娘だけど、自分が母親になってみてわかる母親のありがたさを、ちゃんと言葉と態度で伝えようと思います。
いきなり夏のような汗ばむ陽気ですね(汗)
さて、今日は朝からずっととってもいいお天気で、今朝初めて庭のモッコウバラが開花しました!
うちは白の可愛いモッコウバラが毎年ゴールデンウィークちょっと前に一斉に開花し、我が家のこの季節の風物詩になっています。
あなたのおところはどんな様子ですか?
急に日差しが夏っぽくなってきて、いよいよ日傘も必要なシーズン到来ですね。
ぜひご自身だけでなく、お母さまの紫外線対策もしてあげてくださいね♪
日焼け止め、帽子、サングラス、そして日傘もね!
母の日に日傘をプレゼントするのも一案ですよ。
こんなふうに書くと、とっても宣伝っぽくなってしまいますが(笑)
1馬力なので、沢山はご用意できませんが、母の日プレゼントに間に合う日傘も1本だけ当店もお店に並べることができました☆
そういえば、母の日プレゼントに、自分で作った日傘をプレゼントされたお客さまも、過去にいらっしゃいましたよ。
作った日傘がその日にお持ち帰りできる日傘の1日レッスンも、現在好評開催中です☆
自分で作るのはちょっと…という方には、オーダーメイドの日傘のご注文も現在受け付けています。
今オーダー頂くと、一応6月末の仕上がり予定ですが、タイミングによってはもう少し前倒しできる可能性も!?
オーダーメイドは母の日にはちょっと間に合いませんが、例年9月中旬くらいまで日傘は活躍します。
人と絶対かぶらないオリジナルの日傘は、「つい自慢したくなっちゃいます!」と言ってくださるお客さまも。
日傘に関するオーダーやお問い合わせ、いつでも喜んでお受けいたしまーす♪
今年の夏も、日差しに負けず、アクティブにお出かけをいっぱい楽しむ夏にしましょ!

以上、ちょっと小話でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で6月末を予定しています。
今年の夏のマイ日傘デビューをご検討いただいている場合は、気持ち早めにご相談いただけるとご希望を叶えやすくなります。