
CASAリメイク作家のTammyです。
下記の旅日記からの続きのお話です。
【フィンランド旅行記①】わたくしマニアックな日本人作家ですのよ!(笑)
【フィンランド旅行記②】遠路340キロのバスの旅、果たして無事に目的地にたどり着けるのか?
【フィンランド旅行記③】夢見た海外での作品展示を目の当たりにし、喜怒哀楽を体感する。
【フィンランド旅行記④】海外でのメールの送受信とキーレスチェックインにはご注意くださいませ!
旅は5日目。
昨晩遅くにヘルシンキに戻ってきました。
この日は前からアポを取っていたフィンランド人デザイナーのエリナさんとドキドキの初対面☆
彼女は初めてできたフィンランド人のお友達。
ヘルシンキの街をアテンドしてもらいつつ、一緒に観光しながら1日散策。
年齢も国籍も職業も環境も違うけれど、エリナとは色々と共通点もあり、この日は2人で色んな話をしました。
6月3日(月)ヘルシンキ<晴れ>

旅に来て、久しぶりに夜中に何度も目覚めないスッキリとした目覚めの朝。
午前10時すぎ、アポを取っていたフィンランド人デザイナーのエリナにオメナホテルまで来てもらう。
初対面はドキドキ♡
で、会うなりかなりテンション高めの女の子で、ちょっとカルチャーショックだったわ!(笑)
金髪に黄色のジャケットと大きなフチ眼鏡が、個性的でかわいい(^^)♡
「あれ、彼女は誰かに似ているような?」と思っていたら、あ、Dr.スランプアラレちゃんだわ!←昭和感満載(笑)
エリナとは私の方から何か月も前に初めて会いたい旨の連絡をした後、これまで何度もやり取りをしてきたので、初対面でも人見知りすることもなく。
というか、人見知り星人の私でも、バリアを作ることなく本当普通に話せてしまうのは、きっと彼女の不思議な魅力なのだな。
エリナと合流してから、Upcycling Design Center の代表の方にアポ取りの電話するも、どういう訳だかやっぱり電話は「ツーツーツー」。
「Upcycling Design Center(以下、UDC)」 とは、ヘルシンキでアップサイクルに関する活動をしている団体のことで、今回の旅でぜひ代表の方にお目にかかって、フィンランドのアップサイクル事情やエコ活動についてインタビューをしてみたいと思っていたのです。
とはいえ私はフィンランド語がまったく話せないので、もしもUDCの方に会うことができたら、エリナが2人の間に入ってお互いのお話を聞いてくれることになっていました。
でも、かけた電話番号が間違っていたのか、話し中だったのかは、結局よくわからず。
とりあえず今ヘルシンキに私が来ていること、できれば今日会いたいこと(この日しか会えるチャンスはなく)、電話がかけられないのでメッセンジャー経由でアポの可否のお返事がほしいことを書いて送っておいた。
しばらくして、UDCの方からメッセージが返ってきたものの、あいにく「今日は終日ヘルシンキ市外で仕事のため会うことはできない」と。
でも、また後日、こちらの質問にはメッセージのやり取りで答えることはできるとのこと。
それだけでもありがたい!
せっかくのチャンス、ヘルシンキまで来て会えないのはとても残念だったけれど、ご縁やタイミングってあるものね!
すぐに気持ちを切り替えて、エリナにもその状況を説明した。
フィンランド人デザイナー、エリナ・ワットさんのご紹介
さて、エリナ(Elina Wättö)のこと。
彼女は23歳のデザイナーさんで、無類の日本好き。
>>彼女のブランドEeWeDesignのオフィシャルサイトはこちら
日本のアニメやコスプレも好きだし、着物を使って作品を作ったりも。
日本に留学経験もあり、その時着物を着たこともあるとのこと。
日本やフィンランドのメディアでも何度も取り上げられているオンリーワンのデザイナーさんなの。
日本語は4才くらいから興味を持って、自分でひらがなを書いたりしていたとか。
日本は今まで留学も含め10回以上行ったことがあるそう。
そのため日本語会話でも大体は意味が通じる。
今も独学で日本語を勉強していて、本当に努力家なのです!
異国の地で彼女の存在は本当に心強い。
彼女の自分らしさが全開で、やりたいことにどんどんトライしてみるところにとても惹かれて。
で、このたび「フィンランドに行くタイミングでぜひお会いしたい」と思い切って彼女にアポを取ってみたのです。
まずはデザインミュージアムへ!
そしてデザインミュージアムへ。
デザインミュージアムは、私がヘルシンキでぜひ訪れたかった場所の1つ。
ここではフィンランドのデザインの歴史が垣間見れる。
いわゆる工業デザインの分野ではアアルトの椅子や建設機械、その他文房具、陶器、マリメッコの衣類など様々なモノのデザインがカラフルな曲線美で魅了する。
いかに長く、自然と調和共存した上で、美しいデザインを生み出すか。
そして、もちろん使いやすさもとことん追求したフィンランドデザイン。
ただ格好いいだけでも、ただ可愛いだけでもない。
まさに用の美を追求したフィンランドのモノづくりは、なんとなくだが日本人の古くからのモノに対する考え方(丁寧に長く使い続ける)に通じるところがあるような気がした。
モノづくりのワクワクをシェアしあう時間
ミュージアムの後は、少しお腹がすいたのでエリナおすすめのファッツェル(Fazel)へ。
ファッツェルは、フィンランドの老舗のチョコレートメーカー。
ヘルシンキにカフェとお店、そして奥にはランチも食べられるコーナーもあり。
ここでは、エリナはケーキを、私はサーモンとポテト、チーズの載ったスライスパンとシナモンロール、そしてアメリカンコーヒーを頼んだ。
食べながらじっくりと色んな話をした。
エリナにはなぜ日本に興味を持つようになったのか。
日本で何をしていたのか。
今後デザイナーとしてどうなっていきたいのか。
そんなことを聞いたかな。
私も自分の作品のリーフレットを渡して、世界で活躍したいエリナと私「2人で何か素敵なコラボをしたいね!」と。
フィンランドは幸福度ランキング1位の国と言われるけれど、スモールサイズの事業ではなかなか大きくなれない。
だから世界に出て、自分はデザイナーとして大きくなりたいんだと。
とても大きな野心と圧倒的な個性、世界観を持っていて、そこには悩みはあれど、迷いはないように思えた。
あとはいかに世界に活動を広げていくか。
「2人で互いに切磋琢磨しながら成長していけたらいいねー!」ワクワクの夢は広がる。
私とエリナはもちろん国も、年齢も、性格も、作品の世界観も全然違う。
けれども、自分の作品を愛する気持ちや、自分がどこまでできるかチャレンジしてみたいという気持ちは共通している。
そして、クリエイティブのワクワクは世界共通!
私は彼女のピュアで頑張り屋さんなところが好きで、私ができることで彼女の活動を応援していけたらなぁと思ってて。
そして、全然違う2人の世界観も、もしかしたらとても面白い異色コラボができるかもしれない!
まずは、日常づかいができて、でもオンリーワンの特別感のある雑貨で、何か作れないかなー?
色々と意見交換しながら、話を進めて行こう!ってことで盛り上がる。
その後、海の方までぶらぶらとお散歩したり、ヘルシンキ大聖堂やウィンドウショッピングへ。
お気に入りのテキスタイルブランド、フィンレイソン(Finlayson)のショップで、家族へのお土産も無事買えて大満足♡
途中合流の友人あこちゃんが日本からヘルシンキに到着、一緒に3人でラッピレストランへ。
午後6時、日本から来たあこちゃんと、ここで合流。
友人のあこちゃんとは、この日から約1日半行動を共にする予定。
エリナとあこちゃん、私の3人で、ラップランド料理のレストラン「ラッピ・ラヴィントラ(Lappi ravintola)」へ。
色々迷ったけれど、3人とも同じ「トナカイ肉の煮込みポテトとクランベリーソース添え」(24ユーロ)をオーダー。
トナカイの肉は24時間も煮込んだそうで、とってもやわらかい。
担当してくれた店員さんが親切でユーモアのある男性だった。
ただお料理の味が濃く、塩辛くて、さらに旅で食が細くなってしまったのか、途中からまったく食べられなくなったのが少々残念。
(別々の料理を頼んで、シェアしても良かったなぁと…)
でも、3人でワイワイとおしゃべりできて、楽しい夕食の時間だった。
一緒に過ごしてくれたエリナとは、夕食が終わった後、お礼を言ってお別れした。
エリナがいてくれたおかげで、私1人だったらできないような楽しい体験もいっぱいできたし、世界観のあるモノづくりについて、すごくいい刺激ももらえたわ!
本当に楽しい1日だったなぁ♪
ありがとう、エリナ♡
またいつか再会できる日を楽しみにしているねー!
(お写真一部あこちゃんに頂きました。)
その後、あこちゃんと2人で、アカデミア書店や周辺散策を少し。
アカデミア書店も実はアアルト建築。
ガラス、木材、金属という異素材の使い方がとてもモダンで美しい。
照明も北欧のモダニズム。
どこを見ても絶妙なバランス感覚で、いつまでもいたいと思うような素敵な書店だった。
午後8時を過ぎてもまだまだ明るかったものの、まだ体調も万全ではないため、明日のためにあこちゃんとは早めに別れる。
さて、明日はいよいよ郊外の森へハイキングとサウナに行く現地ツアーに参加します!
①ちょっとした日本らしいプレゼント(傘文レターセットにしました♪)
【別に要らなかったかも?】
①大きめの日傘(いつも大荷物で移動なので、なかなか優雅に差して街歩きする余裕はなかったのよね…)
フィンランドの旅は、いよいよクライマックスに近づいてきました!
このお話の続きは、次回に。
以上、旅レポでした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で9月末を予定しています。