
CASAリメイク作家のTammyです。
下記の旅日記からの続きのお話です。
【フィンランド旅行記①】わたくしマニアックな日本人作家ですのよ!(笑)
【フィンランド旅行記②】遠路340キロのバスの旅、果たして無事に目的地にたどり着けるのか?
【フィンランド旅行記③】夢見た海外での作品展示を目の当たりにし、喜怒哀楽を体感する。
【フィンランド旅行記④】海外でのメールの送受信とキーレスチェックインにはご注意くださいませ!
旅は6日目、いよいよ残すところあと2日になりました。
この日は、ヘルシンキ現地のキートスショップさん主催の「フィンランドの森とサウナ日帰りツアー」にお友達のあこちゃんと参加しました。
どんな様子だったのか、以下のレポをご覧くださいね♪
6月4日(火)ヘルシンキ<明け方土砂降りの雷雨のち晴れ>

早朝、雷を伴う大雨が降り出した。
「もしかして今日のハイキングには行けないかも?」と少し心配したものの、朝9時頃には止んできたよ。
降り続かなくて良かったー!
待ち合わせの時間まで少しあるけれど、ちょっと早めに出て、周辺を散策してから待ち合わせ場所に向かおうかな。
…と準備を整え、「さぁホテルの部屋を出よう!」というそのタイミングで、いきなりホテルの火災警報器の大きなサイレン音が鳴る(汗)。
「何が起こったのかしら?」と思いつつ、ホテルの外に出てみると、他の宿泊客も10数名出てきていた。
消防車も1台駆けつけ、ホテル内を調べる様子を見守っていたが、特に今回は大事に至らなかったようで(いたずら?ボヤ騒ぎ?)ひとまずホッ。
もちろん旅先だからって火災に遭遇しないとも限らないので、いま一度そういった緊急時にはどうしたらいいのか、考える契機にはなったかな。
そんなこんなで朝の散策している時間が無くなってしまったので、そのまま待ち合わせの中央駅に向かうことに。
(※写真はボヤ騒ぎの日の前日のホテル前の様子です)
キートスショップさんの「フィンランドの森とサウナ日帰りツアー」
現地ツアーガイドのケンさんに、待ち合わせのヘルシンキ中央駅で初めましてのご挨拶!
ケンさんは台湾出身の男性だけど、日本で暮らしていたこともあるので、日本語がまず堪能。
そして、フィンランドのヘルシンキには5年住んでいるとのこと。
なんとも国際的で、フットワークが軽いのだろうか!
フィンランド語は今も勉強中で、もっぱらこちらでは英語を使うと言われていたけれど、ケンさんは一体何か国語話せるんだろうか。
ツアーを申し込むにあたってのやり取りでも、本当に丁寧な日本語だし、こちらの質問にも的確に、迅速にご回答頂けたので、何の心配もなく、安心してこの日を迎えることができました。
>>現地発のこんなツアーに参加してきました!(フィンランドの森・サウナ日帰りツアー)
早速ケンさんのアテンドで、あこちゃんと私も一緒に市バスに乗って、向かうはシポーンコルピ(Sipoonkorpi)国立公園。
シポーンコルピ国立公園は、一般的な旅のガイドブックには決して載っていない、どちらかというと地元の人たちが日常的にレジャーやウォーキングに訪れる公園だという。
日本人がヘルシンキに旅行に来て、森にハイキングに行くとすれば、皆大体有名なヌークシオ国立公園の方に行くらしい。
アクセスがよく、人気も高いヌークシオ国立公園は、映画「かもめ食堂」でも、マサコさん(もたいまさこさんが演じていた)が行って、きのこ狩りをしていた様子が印象的だったからというのもあるのかなと。
私も「かもめ食堂」を初めて観た時から、あの映画が大好きで、フィンランドの森にぜひハイキングに行ってみたいと思って、今回ツアーに申し込んだのもあり。
同じ国立公園でも、ヌークシオの方は人気なので、いい季節の休日は特に人も多く、混雑することもあるので、特にヌークシオにこだわらず、のんびりと静かな森を楽しむなら、シポーンコルピの方がお勧めなんだって(ケンさん談)。
バスを降りて公園の入り口に着いた頃には、まだ少し雨もぱらつくことはあったけれど、そのうち晴れてきて、暑くて上着を脱ぐこともあったり。
なるほど、確かにシポーンコルピ国立公園は、平日の朝から午後にかけて訪れたのもあり、あまり人がおらず、自分たちのペースでゆっくりと自然を楽しむことができました。
2つの湖を見て、その湖のほとりでバーベキューをしたり、スモークサウナを楽しむ時間があったりと、森林浴をしながらゆっくりハイキングもできて、かつ盛り沢山のお楽しみのあるタイムスケジュール。
しかも、自分たちだけじゃきっと知らないし、アクセスもわかりにくいから行けないような穴場の国立公園というのがうれしい。
ケンさんがゆっくりと自分たちのペースに合わしてくれる今回のツアーは、プライベート感があってとっても居心地がよく、心から楽しめて大満足!
ハイキングをしながら、フィンランドのこと、ヘルシンキのこと、フィンランド人の休日の過ごし方や国民が抱く価値観の話、ケンさんは色々聞かせてくれました。
ケンさん自身がなぜヘルシンキにやってきたのかとか、家族のことやお互いの趣味の話もね(^^)♪
素朴で美味しいフィンランド式シンプルバーベキューを体験!
ちょうどお腹がすくころに、バーベキューのできるスポットに到着。
ここにも先客はおらず、ケンさんが火を起こして、バーベキューの準備をしてくれた。
2種類のウインナー、パン、マッシュルームのベーコン包み、パプリカ、オニオン、チーズのベリーソースかけ(デザートとして!)。
ケンさんのリュックはドラえもんのポケットか?というくらい、色んなものが出てくる!
用意してくれたものは、どれもシンプルで美味しい。
湖が目の前に広がるパノラマビューのスポットで、時々カモメに食べ物を狙われながら(笑)、美味しいものをゆっくりと食べる時間。
楽しくて、美味しくて、とても贅沢な時間。
あぁ幸せだなぁ♡
素朴なフィンランドスタイルの自然の楽しみ方を体験できて、本当に心から癒され、心地よさを感じる最高の時間だった。
その後、私は体調が悪化しては元も子もないので、スモークサウナは泣く泣く諦め、2人がサウナに行っている間、また近くをぶらぶらと歩いたり、サウナの横のカフェでまったりと過ごした。
湖のそばでは日光浴をしたり、湖で海水浴のように泳ぐ人たちもいたな。
みんなゆったりと思い思いに、森と湖の中で休日を過ごしている。
スモークサウナに入れなかったことは残念ではあったけれど、入ったあこちゃん曰く、熱いけれど炭の香りがしてとても気持ち良かったそう。
スモークサウナの公衆サウナは、ヘルシンキだとそこしかないらしい。
もしも次回があるとすれば、今度こそ本場のスモークサウナにトライしてみたいな!
ケンさん、ツアーでは大変お世話になり、どうもありがとうございました♡
ツアーに参加することで、とても素敵な旅の思い出がさらにできました♪

キートスショップ(Kiitos shop)では、フィンランド・ヘルシンキ駐在スタッフ(店長)のケンさんが案内してくれる現地ツアーだけでなく、フィンランドの可愛い雑貨も沢山販売されています。
>>キートスショップのサイトはこちら
もちろん、すべて込み込みの日本発グループツアーに参加するのも、全部個人で行動するのも、どちらも本人が楽しめるならそれでいい。
けれど、人とはちょっと違うユニークでハートフルなフィンランドの旅を楽しみたい方には、ケンさんのツアー、とってもお勧めです。
日本語で対応してもらえるのも安心♪
私が訪れたのは初夏なので、新緑や野の花がとても綺麗でした。
6月はブルーベリー摘みにはまだちょっと早かったけれど、盛夏からはブルーベリー摘み、秋はきのこ狩りなど、季節ごとに色んな森の楽しみ方があるそうですよ。
またまたアアルトかっ!
さて、ツアーの後はケンさんと別れ、あこちゃん2人でアルテック(artec)、FAZER、Oodiへ。
「アルテック」はアルヴァ・アアルトのインテリアショップ。
ここも、この旅で特に行きたかった場所の1つ。
アアルトは建物の設計だけでなく、インテリア雑貨なども沢山デザインしていたそうで。
店内にはそこかしこにアアルトの粋で素敵な世界観が!
洗練されたデザインの1つ1つに、ミリ単位で計算されつくされたアアルトのこだわりを感じる。
すべてを写真に収めることは不可能なので、1つ1つを心に焼き付けた。
(店内のお写真は、あこちゃんから頂きました)
【ちょこっとおまけのお話】
2019年今年は日本とフィンランドの両国が外交を樹立してちょうど100年目のメモリアルイヤーであることもあってか、日本企画展的なコーナーもあったり、プロダクトの中には、「アアルトはもしかすると日本の文化の影響を受けていたのでは?」と思わせるような和の要素も感じました。
写真はartekの店内に置いてあったパンフレットです。
FAZERとOodi
そして前日に引き続き、FAZER再訪。
あこちゃんはシナモンロールを購入。
私は美味しいよと勧めただけなのに、私の分まで買ってくれたあこちゃんの優しい心遣いに感激!
道の途中で出会った鳥さんが可愛くて、思わずあこちゃんと2人で写真に収める。
鳥さん、にわか撮影会にびっくりして後ずさりしてました(笑)
巨大図書館Oodiは、ヘルシンキ中央駅のすぐ近くに去年末にオープンしたばかりの図書館。
>>Oodiのオフィシャルサイトはこちら
これまた度肝を抜く巨大かつ無駄のないクールな北欧モダン。
木材をふんだんに使った温かみがありながら、それでいてデザイン性にすぐれたフィンランドらしい建築だなと思いました。
ハイセンスなこの建物が公共の図書館だというのだから、フィンランドは教育に力を入れていることが本当によくわかる。
誰にでも学びや知識を深める門戸を大きく開くフィンランドという国の懐の大きさ、国民に対する学びへのお金のかけ方に拍手喝采、ブラボー!
多目的室、会議室、手芸コーナー?実験室?とにかく色んな部屋がありました。
どのフロアにも気軽に座れる椅子やスペースが多いのも特徴的。
何気なく置いてある椅子が、アアルトデザインの素敵な椅子だったりします(座り心地最高!)。
そうそう、図書館の巨大なフロアにある木はすべて本物なんです!
森と湖の国フィンランドらしい。
なお、トイレはなんと男女共用で、誰でも無料です(ありがたい!)。
トイレに行って入り口が1つだったから、ここは男性?女性?どっち?と一旦トイレから出てドアを確認し直したけれど、やっぱり共用らしい!
フィンランドはユニバーサルデザインが進んでいることは、空港や街中、色々なところで感じたけれど、図書館のトイレはまさにユニバーサルデザインの極みだなと感じました。
日本にはないような巨大な最先端の図書館に行ってみて、改めて思ったこと。
日本にいたら考えもしなかったり、全然気づかなかったこと、このたびのフィンランド旅の色んなシーンで五感でフルに吸収できたなぁと。
これって固定観念の打破っていうか、常識にとらわれない発想の泉みたいなもので、お金には代えられない価値があると思うのです。
実は翌日は今回ご紹介のOodiとはかなり対照的な図書館の見学に行ったんです。
それについて感じたことは、次のレポでご紹介しますね。
さて、長かったフィンランドの旅レポは、いよいよあと1日ですよー!
もうあと少しだけお付き合い頂けるとうれしいです(^^)♪
①ちょっとした日本らしいプレゼント(傘文レターセットにしました♪)
【別に要らなかったかも?】
①大きめの日傘(いつも大荷物で移動なので、なかなか優雅に差して街歩きする余裕はなかったのよね…)
以上、旅レポでした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で9月末を予定しています。