【フィンランド旅行記⑦・完】「お母さん」という肩書きのない素の自分になれたことで得たもの

CASAリメイク作家のTammyです。

 

下記の旅日記からの続きのお話です。

【フィンランド旅行記①】わたくしマニアックな日本人作家ですのよ!(笑)

【フィンランド旅行記②】遠路340キロのバスの旅、果たして無事に目的地にたどり着けるのか?

【フィンランド旅行記③】夢見た海外での作品展示を目の当たりにし、喜怒哀楽を体感する。

【フィンランド旅行記④】海外でのメールの送受信とキーレスチェックインにはご注意くださいませ!

【フィンランド旅行記⑤】クリエイティブに国境はないのだ!

【フィンランド旅行記⑥】伝統と革新、自然と人工、その両方が美しく融合する国

 

この旅日記も7日目に入ります。

 

7日目夕方には、ついに日本への帰国に向けてヘルシンキを発つことになっていて。

 

とはいえ、帰国手続まではまだ半日以上はあるので、この日も引き続き友人のあこちゃんとギリギリまでヘルシンキ観光です。

旅の詳細は続きをご覧くださいね♪

6月5日(水)ヘルシンキ<快晴>

朝から1時間ほどひとり散歩。

 

映画の「かもめ食堂」が撮影されたカフェまで行ってみた。

 

かもめ食堂は今は以前とはオーナーが変わって、日本食を出すカフェになっているみたいだけど、映画のあの雰囲気は残してくれているようだった。

 

ぽってりかもめの看板が可愛いなー。

 

まだオープン前で中は良く見えなかったけれど、「かもめ食堂」ファンとしては「ここはぜひ中も一目見ておきたい!」とガラス越しにガン見してきました(怪しい人感満載、笑)。

こちらもお散歩途中の街の風景です。

ショップやアパートの色使いが可愛い。

 

マリメッコのエコバッグを持っている人も時々いたり。

ヘルシンキの街では、レンタサイクルやレンタル電動スクーターみたいなのが置いてあるのも結構見かけました。

ホテルを早めにチェックアウトして午前9時前、あこちゃんの滞在しているアパートにスーツケースを置かせてもらいにいく。

 

あこちゃんの宿泊先は、私とは違い民泊なので一般家庭が住むアパートの一室。

 

キッチンやトイレ、シャワーなどは共用するというタイプで、オーナーさんのご家族も生活している民泊。

派手過ぎず、でもセンス良くまとめられたインテリアがとても素敵で、ホテルとはまた違った体験のできる民泊、いつか私もトライしてみたいなぁと思ったわ。

そのためには英会話ももっと頑張らないといけないけど!

それから2人で国立図書館まで見に行って、続いてマリメッコ本社の社員食堂へブランチをするために向かうという行程です。

こちらも途中の街の風景。

マリメッコのお店の店員さんがショーウィンドーをディスプレイされる様子が、これまた可愛い♡
(可愛いから何枚も後ろ姿を撮っちゃったけど、店員さんが笑ってくれたからOKってことで)

モダンでデザイン性の高いショップやデパート、古いアパート、教会、屋外マーケットなど、色んなものがミックスしてても、不思議と違和感がなくて、素敵で。

 

木の不思議な形の建物は、「カンピ礼拝堂」という教会なのです!

ちょっとマニアックかもですが、私はショップのディスプレイや看板のフォントのデザインや配置も美しいなぁと思いました。

ヘルシンキの中心部はそれほど広くないので、徒歩でも結構回れるけれど、ウィンドーショッピングだけでも楽しいので、数日いても飽きることはなかったです。

国立図書館の中には、まるでハリーポッターに出てくる書庫のような世界も!

フィンランド国立図書館は、19世紀に建てられた荘厳で美しい図書館。
>>国立図書館のサイトはこちら

中でも中央ホールは圧巻。


思わず息を飲んでしまうような素晴らしさ、まるでハリーポッターの世界です。

私のカメラでは全体を写すことができず、素敵な雰囲気がちゃんと伝わるかなぁ。

中に入る時、バッグなどはロッカーに入れて入らないといけないけれど、入館自体は無料。

 

そういえば図書館は昔からとても好きで、一時は図書館司書になりないって思っていたことも。

 

こんな図書館で働けたら素敵だなぁ!


もしもヘルシンキに行かれる機会があれば、ぜひこのフィンランド国立図書館も訪れてみてください。

 

わざわざ見に行く価値は大いにありますよ!

ただ、週末は休館日に当たることが多いようなので、開館しているかどうかはサイトで確認されてからの方がいいかも。

メトロに乗って、マリメッコ本社へ

フィンランドに来て、初メトロ。

切符は券売機で、カードでも現金でも買えます。

 

ただね、カード払いの際はPINコードの入力が必須なので、ご注意を!

実は私、お恥ずかしい話を暴露しますが、日本ではカード払いの際は、ずっとサインでチェックしていたので、設定したPINコードをすっかり忘れてしまっていて。

でね、この旅の途中、どうやらこの国、というかヨーロッパは、クレジットカードを使う時はPINコードがないとダメかも?と思うシーンが何度かあり、慌てて自分のカードのPINコードを知る方法がないか、ネットで調べてみたのです。

 

そうすると、幸いなことに私が使ってる楽天カードは、サイトにログインすれば、PINコードの問い合わせができました。

>>(楽天カード)「カードの4桁の暗証番号を忘れてしまったのですが、どうすればいいですか?」


他のカード会社の場合は、PINコードの問い合わせや再設定に数日から1,2週間もかかるそうなので、もしもヨーロッパ方面に旅に行かれる予定がある方で、私のように普段のカード払いはサインでされている方は、今のうちにPINコードを調べておいた方がいいですよ。

 

クレジットカードは、サインでの決済よりもPINコードの方がセキュリティ性が高いので、ヨーロッパではサインよりPINコードを入力を求められることの方が多くなっているそうです。

 

おせっかい情報かもしれませんが、ご参考まで。

マリメッコ本社は、どこもマリメッコワールド感全開。

 

食堂(「maritori(マリトリ)」)は朝イチはすいていたけれど、お昼頃にはだんだんと人が増えてきて帰る頃にはほぼ満席状態だった。

 

野菜がどれもフレッシュで美しく、瑞々しくて美味しい。

 

パンやデザートのクレームブリュレ、コーヒー、スープ、どれもおいしく、インテリアや食器もマリメッコで可愛すぎてテンション上がります!

 

食堂は白が基調で爽やか。

私が頼んだスープ&サラダのセットは11ユーロくらいだったかな。

 

メインが付いたセット(15ユーロでおつりがくるくらいのお値段だったかと)もあったけれど、スープとサラダのセットでも十分満腹に。

私はブランチにしました。

 

お客さんの中には、赤ちゃんづれの男性が来ていて、パパなのかなぁ、何だかいい雰囲気。

 

どうやら子連れ出勤をされている近くの会社勤務の会社員の方のようでした。

こんな光景は日本ではまず見られない。

 

フィンランドは女性の社会進出も盛んだと聞いたけれど、男性の育児参加についても社会全体が協力的なのかも。

 

いわゆる「ダイバーシティ(多様性)」を受け入れる社会がここにはちゃんとできている。

日本も政治的なパフォーマンスや企業イメージのためだけじゃなく、中身の伴う現実的なダイバーシティがどんどん実現していくといいなぁと思いました。

いよいよ帰国の途に

食後、あこちゃんの宿泊先に戻り、預かってもらっていたスーツケースを持って郵便局へ。

6月5日ちょうど当日発売のムーミンの記念切手セットを自分のお土産に!

1セットが10ユーロで、シールタイプだった。

 

日本じゃ使えないけど、可愛いわー!

 

午後1時すぎ、あこちゃんとはここで別れ、バスで空港へ。

ほんの2日ほどだったけれど、あこちゃんが一緒にいてくれたことで、旅がより楽しく、そしてひとりじゃないことで安心もできて。

私の体調不良を気遣って、色々と用意してくれたり、調べてくれたり。

 

彼女の細やかな優しさが、旅先でさらに心に沁みました。

 

お別れが名残惜しく思いながら、ハグをして一旦お別れ!

 

「またあこちゃんが日本に帰国したら、2人で旅のお疲れ会したいね!」って言って。

 

その後、ヘルシンキのヴァンター国際空港では、最初少し手順に戸惑ったものの、何とか出国手続きができ、いよいよフィンランド出国。

フィンランドにまだ名残惜しさを感じつつ、空路日本へ。

飛行機はほぼ満席。

日本行きの便なので、周りはほぼ日本人。

 

機内食1回と軽食(朝食)1回。

あっさりした日本そばが美味しく感じた。

量はあまり食べられなかったけど。

 

トイレをちょこちょこはさみ、うたたねしつつの9時間の空の旅。

 

そして、 翌日の6月6日(木)の朝8時半、関西国際空港(大阪)に無事到着。

 

日本は蒸し暑い!

 

イモトのwifiを返却ボックスにいれ、10ユーロだけ再両替して、バスで尼崎へ戻る。

 

帰宅はお昼12時過ぎ。

 

こうしてフィンランドの旅は終わり、6泊8日のシンデレラは現実世界に戻ったのです(笑)

 

~THE END~

旅を終えた今の気持ち

旅立ちの直前に買った「日本・フィンランド外交関係樹立100周年」記念切手
旅立ちの直前に買った「日本・フィンランド外交関係樹立100周年」記念切手

今回の旅の1番の目的は、自分のライフワークであるリメイクの作品「着物日傘」の海外デビューをこの目でリアルタイムで見に行くこと。

そして、裏テーマは、自分のリメイク作品制作のアイデアの引き出しを増やすため、異文化の中で、北欧デザインや人々との出会いをはじめ色んなモノやコトを経験し、五感で「何か」を吸収してくること。

 

その「何か」は、とにかく行ってみないとわからないんだけれども。


旅はもちろん全て計画通りにはいった訳ではなく、色々と戸惑ったり、悩んだりしたこともあったけど、旅を終えてみたら、それらもすべて経験として、自分のパレットの中に新しい色が追加されたような気持ちです。

実は旅の途中までは、自分が他人からどう見えるかがとても気になったり、うまく英語をしゃべらなきゃと気負うゆえ、逆に話しかけるのが怖くてちょっと遠慮がちになったり、妙に体裁を繕うようなところもあって。

でも、だんだんと、「そういえばここにいる人は誰も私のことなんて全然気にしちゃいないやん!」ってことに気づいたんです(笑)。

 

そうしたら、「なんだ!それなら自分の思うように動けばいいんだわ!」と緊張が解けて、後半はのびのびと動けた。

勝手に自分で自分に「フィンランドまで行くからにゃ、とにかくすごいお土産(経験なり、情報なり)を持って帰らないとならないのだ!」とハードルを上げてしまっていたのだな。

 

それに気づけたからか、旅が終わった今、とても清々しい思いで、自分らしくまた前に進めているような気がするのです。

フィンランド美術賞展に応募した当初は、もしも幸運にも国内審査に通っても、作品さえ海外展示してもらえたら私はそれで充分。

一児の母であり、ただの主婦の私がフィンランドまで行けるなんてことあり得ないし、そもそも1週間以上家を空けてひとり旅をしたいだなんて、そんなわがまま、家族に賛成してもらえる訳がない。

 

そんなふうに考えていたけれど、「やはり私もどうしても行きたいんだ!」って思うようになってからは、どうやったらその不可能が可能になるのかを一生懸命考えました。

 

初めて家族に「行きたい」という自分の素直な気持ちを打ち明けたのは、出発の約半年前。

それから少しずつだけど、家族に気持ちよく旅立ちを見送ってもらえるように、家を整え、家族との関係性も風通しよくして、自分の旅の計画を話して気持ちを共有したり、不在中に家族が困ることがないように実務的なサポート体制と心のケアをするようにしてきました。

作品だけを海外に送る計画よりも旅の予算ははるかにオーバーしたけれど、お金には代えられない「経験」という宝物をたくさん見つけてきました。

 

それもこれも家族や友人、職場の皆さん(お勤めもしているので)、お客様などなど沢山の方の応援やサポートがあったから実現できたお話。

 

皆さんには心から感謝しています♡

そして、これはとてもひとりよがりな想いではありますが、この旅日記が、私のように子どもがまだ成人していないお母さん、いつも頑張っているママに、まずは1日でもお母さん解放ディを作るきっかけになったらいいなぁとひそかに思っています。

 

私のようにいきなり「ちょっと1週間ほど1人で海外行ってくるー!」はハードルがかなり高いとは思うけれど、自分が思っている不可能は、意外とそうでもないかもしれません♪

旅に出て1週間「お母さん」という肩書きのないただの自分でいられたことで、いつものバタバタの日常が、より愛おしく、ありがたいことに気づけました。

心から想えば、夢は叶う。

 

イメージできれば、それはやがて現実になります。

 

1年後、私はこの地球上のどこで何をしているかな?

 

ここからまた新しい楽しい妄想をふくらませることとします、ムフフ♡

【旅に持ってきて良かったもの】 
度胸!

【別に要らなかったかも?】
妙な劣等感と遠慮

以上、旅レポでした。

 

ここまで7回に渡る長い連載をお読み頂き、ありがとうございました。


Casa de Paraguasの日傘は、

<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>

という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。

 

お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。

 

「こんなもので日傘って作れるのかな?」

「こういう日傘があったらいいな」

 

お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。

 

なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で9月末を予定しています。

>>当店の日傘のオーダーメイド詳細のご案内はこちらから

 

今年の夏のマイ日傘デビューをご検討いただいている場合は、1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けるので、ご希望が叶います。

>>レッスンの詳細はこちらから
 

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