
CASAリメイク作家のTammyです。
この春から地味に募集していた新部材を使用した竹製持ち手のロング日傘のモニター企画が、ようやく動き出しました!(遅)
(※モニター募集はすでに終了しています。)
モニター第1号になってくださった方の元に、やっと1本目をお届けすることができたのです。
これから実際に使っていただき、そのご感想などをお聞かせいただく予定です。
目下2本目の日傘も制作中☆
まずは完成した日傘のお披露目です。
お祖母さまの形見の着物をリメイクで日傘に。
モニターにご応募してくださったYさま、今までお目にかかったことはありません。
今までにこういった何かの商品のモニターをしたご経験はないけれど、ホームページで見た新部材の竹の持ち手がとても素敵だと思い、ご応募をして頂いたとのこと。
初めての試み、勇気を出してお申込みいただいたこと、本当に感謝です!
とても素敵なお着物は、旦那さまのお祖母さまの形見のお着物で、ブルーグレイの色と雲の柄を気に入り、何かに再利用できたら…とお考えでした。
お着物としてはなかなか着ることができず、さてどうしたものか。
着物のリメイクは、色んな雑貨やお洋服にもできるかと思いますが、今回は日傘いう選択肢をお選びになりました。
水彩で描いたようなグレイッシュな優しい色みと雲の柄が、とても素敵な可愛らしいお着物でした。
どうにかこの雰囲気を活かして、長く愛着を持ってお使いできるような仕上がりにしたいと思いました。
日傘の形にして、広げると、なんだかお家の屋根のようにも見えますね。
お花のようにも見える??
ボタンはお任せいただいたので、アクセントになるように生成り色&黄色のくるみボタンにしました。
生地に張りがあり、あまり伸びない生地だったので、実は骨に布を張る段階まで、フォルムがうまく出るかどうかが心配でした。
何とかうまく仕上がってホッとしています。
大島紬などに代表されるような張りがあってあまり伸びない生地は、しわが寄りにくく、丈夫なのはいいのですが、実は日傘の作り手泣かせではあります(苦笑)
もしもご自身で日傘の手作りにトライされる場合は、生地の伸び具合にもご注意くださいね。
伸びない生地は、作ったはいいけれど、露先(骨の先に付いている布を骨に張るための小さなパーツです)がうまく付けられないという致命的な失敗をしてしまうことも…。
日傘を初めて作った時から今までに200本以上はお作りさせて頂いていますが、それでも経験と勘を頼りに、微調整をしつつ、慎重に慎重にお作りしているような状況で、日傘作りが簡単だと思ったことは、今まで1度もありません。
でも、だからこそ面白いのです!
特に着物の場合は、1つとして同じものに出会ったことがないので、その一期一会が創作意欲を掻き立てます。
…ってリメイクやものづくりのお話はエンドレスなので、今日はこのくらいで勘弁しておきましょう!(笑)
ものづくりの熱い熱いお話、続きは…
そんなものづくりの熱い熱いお話を、実は先日、ある取材でお越しいただいた方に思う存分語らせて頂きました。
どんどん気になったことをご質問してくださるので、私もそれがうれしくて、前のめりでいっぱいお話しちゃいました(水を得た魚状態!?)。
普段はどちらかというと無口で、あまり自分からしゃべる方じゃないのですが、一旦スイッチが入ると、どんどん語ります!(笑)
取材については、また詳細がわかったら、こちらでアナウンスさせて頂きますね!
楽しみにして頂けるとうれしいです♪

新部材竹製持ち手ロング日傘のモニター募集は終了しましたが、新部材にご興味がありましたら、個別にお問い合わせくださいませ♪
>>お問い合わせはこちらから
以上、作品紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で9月末を予定しています。
今年の夏のマイ日傘デビューをご検討いただいている場合は、1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けるので、ご希望が叶います。