
「着物」と「リメイク作家の私」の関わりは、実は意外なところから始まっています。

CASAリメイク作家のTammyです。
お話の冒頭からいきなりの暴露話になりますが、普段着物をリメイクしての日傘のオーダーに多く携わっていながら、実は私、着物のことに関しては、ほとんど何もわかっていない素人同然です。
私にわかるのは、着物の種類や歴史など細かな知識ではなく、どんな素材が日傘にするのに適しているのかや、どうすれば日傘が美しく素敵になるのか、かつ、どうすればその日傘を持つ方の魅力をより引き立たせるように仕上がるかの色柄合わせや縫製の私独自の答えであり、肌感覚です。
それは私の制作活動のスタートは、初めに<着物ありき>ではなく、初めに<リメイクやモノづくりへの興味や好奇心>があったから。
最初から着物をリメイクして日傘を作ることを決めた訳ではなく、着物をリメイクして日傘を作ってほしいというご依頼を受けたから、お客さまのお声ありきで着物日傘が生まれたという経緯があります。
そんな訳で、もちろん自分で着物を着ることすらできません。
でも、美しい日本の伝統であるお着物は大好きなんです!
見ているだけで、触れているだけで、日本人として、女性として、生まれてきて良かったと幸せな気持ちになれるのです。
だから、普段はあまり機会はありませんが、着物を着せてもらうことも楽しい♪
前回は、去年の12月の着付け教室ひまり庵の高田聖子さん主催の振袖クリスマスパーティーで振袖を着せてもらいました(写真)。
アラフォー既婚女性の私が振袖を着ることは、着物の古くからのしきたりや慣習的にはタブーかもしれません。
けれども、着物も「ルールだからダメダメ」の一辺倒ではなく、常識をわきまえつつ、みんなで着物を楽しむ内輪の企画などでの振袖はアリ!だと私は思っています。
ひまり庵さん主催の着物を着るお楽しみ企画に、勢いで再び乗っかってみる♪
さて、今回はたまたまSNSを見ていた時に、情報として入ってきたひまり庵さんの素敵企画にて、久しぶり(約8か月ぶりかな?)に着物を着られることになりました!
とはいえ今は蒸し暑い夏真っ盛りなので、暑苦しくて重い着物だと着る気力も失せますよね。
そんな夏だからこそ、見た目から涼を感じられる浴衣を着て、かつヘアメイクで綺麗にしてもらって、新緑の綺麗なお外での撮影会、ちょっとワクワクしませんか?
はい、そんな素敵企画をふと目にしてしまい、スケジュールもあまり確認しないまま、思わず勢いで申し込んでしまいました(笑)!
こちら関西は、今年は梅雨入りがとても遅く、梅雨に入ってからもなかなか梅雨が明けず、撮影会当日の昨日も雨が降るかどうか直前まで微妙なところだったものの、奇跡的に撮影当日は晴れてくれました!
しかもね、撮影当日に関西には梅雨明け宣言が出されて、いきなり33度越えの夏日です!
なので、お外はとっても蒸し暑かったのですが、だからこそ持参のお気に入りの着物日傘が大いに役に立ちましたよ♪
ちょっと前置きが長くなりましたが、今日はこれから、昨日の撮影会の様子を、出来上がった写真も交えながらレポしていこうと思います。
「ズバッと魅惑の変身撮影サービス (スタイルフォトブック付き)」企画とは?
ひまり庵さん主催の今回の企画、私の理解で簡単にご説明すると、
- 浴衣の着付け(ヘアメイク付)
- ひまり庵最寄りの公園での屋外撮影会
- 当日企画参加者全員の撮影写真より高田聖子さんが厳選した写真で作ったフォトブックプレゼント
この3つがセットになったスペシャル企画。
>>企画の詳細は聖子さんのこちらのブログでご確認くださいね♪
とってもお得感がありますが、その理由は、主催の高田聖子さんが大のお着物好きであり、着物愛から着物をもっと気軽に誰でも楽しんでほしいという気持ちがおありだからかな。
ヘアメイクやカメラ撮影は、まだまだ始めたばかりで、これから技術を上げていきたいというお気持ちなので、それが価格に反映されているところもあるようです。
最初は着付け教室だけから始まり、そのうち、「せっかく綺麗なお着物を着るならお写真も撮りたいよね」ってことでデジタル一眼を購入され、撮影サービスも始められ、さらに、「せっかく綺麗なお着物を着てお写真を撮るなら、もっと綺麗になってお写真を撮りたいよね」ってことでヘアメイクもお勉強されるようになったとか。
その進化する情熱がとてもスピーディで、前向きで、純粋で、それでいてシンプル。
自分にできそうなこと、興味があることから、とにかくどんどんトライしてみる!というところに、大いに刺激を受けました。
頭の回転も、おしゃべりのスピードもとっても速い方なのです!
やりたいことってなかなか思っていても行動に移せないという人は、世の中には沢山いると思います。
私も思いつきだけで即行動というのはなかなかできなくて、どちらかというと、歩きながら、考えながら、ちょっとずつやってみて、トライ&エラーで、ちょっとずつハードルを上げていくタイプで。
だから自分にはないパッションと行動力の塊のような聖子さんに、私を含め沢山の皆さんが魅かれるのだなと思いました。
余談ですが、聖子さんはカメラを持つと、さらにスイッチが押されるみたいで、その様子がまるで写真家のアラーキーのようだから、それを文字ってカメラマンの顔の聖子さんのことを「タカーキー」と呼ぶそうです(笑)。

高田聖子さんの魅力が詰まった「ひまり庵」という場所
昨日の撮影で、昨日の夜にはもう仕上がりデータを送ってくださるという超高速対応。
おそらくですが、元々の写真の画像修正はあまりされず、とにかく沢山撮って頂いた中から、聖子さんがいいと思って下さった写真を多めに選んで送ってくださったんだと思います。
「この瞬間を撮りたい!」という情熱は、写真にも出るのかな。
撮って頂いた写真には、まるで自分とは思えない自然なやわらかい表情が出ていて、本当にうれしい夏の思い出になりました。
同日撮影の他の方のお写真も見せて頂いたんですが、他の皆さんもとーっても素敵な表情や雰囲気をされていて、それぞれの個性に合わせて、魅力をしっかり引き出す写真になっていました。
タカーキーの「一瞬の魅力を見逃さずに捉える力」本当すごいわ!
そして、今回もう1つ思ったのは、当日聖子さんの全面サポートで入られていた松岡かおりさんの自然なサポート力が素晴らしかったこと。
「お2人は師弟関係なのですか?」とお聞きすると、聖子さんからは「弟子というよりは一緒に楽しむ仲間です。」というようなことをおっしゃっていたのが印象的でした。
お2人の信頼関係がちゃんとできているからこその温かいコメントだなと思いました。
まさにひまり庵を取り巻く皆さんは「ひまり庵ファミリー」と言われるだけあって、温かくて楽しい雰囲気で、初めてお伺いした私も安心できる場所でした。
ちなみにひまり庵の「ひまり」は、「向日葵(ひまわり)」のことなのだそう、知らなかったわ。
どんなに辛い事があっても
前だけ向いて笑ってる
真っ直ぐに続く道を
仲間と共に
大好きな着物と共に
それがひまり庵です
「いつも笑顔で」
そんなふうにホームページに、聖子さんの想いが書いてありました。
素敵な想いが詰まった屋号ですね!

お気に入りの着物日傘と一緒に撮影することもできて、素敵な夏の思い出になりました♡
昨日撮っていただたお写真、照れ臭いですが、見て頂けるとうれしいので、私のお気に入りを数枚だけですがお披露目です。
(1つだけ雰囲気が違う写真は、ひまり庵の和室で撮って頂いた室内写真です。)
ちなみに、一緒に写っている着物日傘は、今年の新作で、今年5月末からのフィンランド旅行にも持参したお気に入り日傘です(フィンランドの初夏はまだ寒くて、残念ながら外でさす機会がなかったけれど…)。
メアリーポピンズ風のこんなオフショットもあります♪
早速昨日の写真を集めたフォトブックを編集して、昨晩のうちに入稿してくれたそうなので(やはり仕事が超高速でびっくり!)、そのフォトブック仕上がりも今からとっても楽しみです♪
【お知らせ】9月5日に第2弾企画もあるそうですよー!
昨日に引き続き、夏の終わりに夏の撮影会イベント第2弾もあるとのこと!
以下、ひまり庵ブログからの抜粋です。
……………
この スタイルブック作り、第2弾も、しまーす
ぜひご参加くださいね!
========
☆ズバッと変身撮影 スタイルフォトブック
========
☆9月5日10時から17時くらいまで、
場所は大阪十三駅近くの私のサロンて
撮影は前の公園でーす。
お越しになられた順番に順次
ヘアセット メイク 着付けさせて頂きます
浴衣はひまカフェのものでもご持参
されたものでもどちらでも大丈夫です
参加費5000円
(スタイルブック付き)
☆お申し込みは
https://ws.formzu.net/fgen/S55165017/
お友達とご一緒なら何人で参加か
何時頃にこちらにお越しになられるか
ご明記くださいませ
スタイルブックつくりましょ!
……………
ご興味ある方は、聖子さんの方に直接お問い合わせやお申込みをされてみてくださいね♪
ワイワイおしゃべりしながらの変身撮影、楽しいですよ(^^)♪
聖子さん、かおりさん、このたびは素敵な非日常を楽しませて頂き、どうもありがとうございました♡♡

以上、素敵な人やモノのご紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で10月末を予定しています。
新部材竹製持ち手ロング日傘のモニター募集は終了しましたが、新部材にご興味がありましたら、個別にお問い合わせくださいませ♪
>>お問い合わせはこちらから
1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。
【2019年8月末までのレッスン開講可能日】
8月21日(水)、8月26日(月)