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傘を開くとそこに広がる着物日傘の優美な世界

CASAリメイク作家のTammyです。

 

オーダー頂いた日傘のご紹介です。

 

今回は愛用されていた青海波の文様の着物からのリメイクになります。

 

オーダー頂いたお客さまより頂いたうれしいご感想も併せてご紹介しますね。

 

良かったら最後までお付き合いくださいませ♪

制作途中の1コマより

これは制作途中の1コマ。

8枚のカバーを縫い合わせて、小さなパーツも作ったら、いざ傘の骨にカバーを縫い付けよう!という本番の前に、まずはクリップを使って仮取り付けで、カバーの張り具合やネームバンドの長さ、露先という親骨の先端に取り付ける金属パーツの数ミリ単位の微妙な配置などを決めます。

その時に実際に日傘を開いてみたら、こんな光景でした。

 

あまりの美しさに思わず「うわぁ」と言ってしまうほど、この青海波(せいがいは)の浮いてくる文様と綺麗なグリーンの色むら、色のゆらぎに魅了されたのです。

 

オーダー頂いた日傘を1本お作りするのに、おおよそ2~3日かかり、完成するまでに色んな工程があるのですが、私が1番緊張するのは、実はこの仮取り付けで日傘を最初に開く工程だったりします。

 

必ず通るとても大事な工程です。

生地にはそれぞれの個性があるので、思っていたように伸びてくれなかったり、逆に生地が緩くて綺麗なフォルムに張れなかったり。

何十本、何百本とお作りしていても、1度として緊張せずに作れたことはなくて。

特にオーダーの場合、「託してくださるお客さまのご期待にお応えしたい」「できれば予想を上回る完成度で喜んで頂きたい」という想いがあふれすぎて、それが制作者の自分へのプレッシャーに繋がっていくことも。

だから、作ることは楽しいけれど、苦しいのです。

 

それでも、その生みの苦しみをはるかに超える喜びがあります。

自分の手から喜びや幸せを生み出せるなんて、こんなに光栄で尊い仕事はないと思っています。

いつも全力、100%のパワーと愛を作品に注ぎ込みます。

 

手を抜いてほどほどに、という器用なことができず、自分にもとても厳しいです。

 

その分、自分の理想に追いついていない自分自身が不甲斐なかったり、モヤモヤすることも多くて、「作る」ということを人生のテーマに選んだことは、同時に常に学びであり、気づきでもあると思っています。

と、そんな話はさておき、さて、そろそろ完成品のご紹介をしますね!

シンプルだからこそ、着物が映える和の文様「青海波(せいがいは)」




今回のご依頼について、お客さまのご要望は「地模様の方向をそろえること」。

 

生地は1枚の着物で二重加工をしています。

 

地模様を統一するため生地の取り方次第では二重にできないかもしれなかったのですが、何とか生地が取れ、さらに追加の収納袋も作ることができました。

生地の中でも綺麗なものから表地に使うようにして、折りじわが取れにくいものや少しシミがあるものを裏地(内側)の縫いしろのところに持ってきて、目立たないように工夫しました。

もちろん裏地も青海波の模様を統一しています。

柄がシンプルな分、こぎん刺しくるみボタンのデザインは多色でアクセントになるものを選びました。

 

和のほっこりとしたこぎん刺しくるみボタンは、着物ともとっても相性がいいのです!

 

二重ですので、畳むと少しぽってりとしたフォルムになりますが、それがより可愛らしさを引き立てているようで、世界に1つのオンリーワンの仕上がりになりました。

着物がとても素敵でしたので、実は今回サプライズのおまけプレゼントも付けちゃいました♪

最近マイブームのミニミニトートバッグです。

日傘をお作りした時に出た端切れと手持ちの生地、接着芯を使って作った手のひらに乗るサイズ感のとっても小さいバッグなのです。

 

このサイズ感がツボで、1つ目を作って以来もう何個目になるかな。

友人などに「いつもありがとう」の気持ちを込めて(一方的に、笑)最近よくプレゼントしています♡

昨日無事にお客さまのお手元に届いたことを、ご連絡してきてくださいました。

 

とてもうれしいご感想も頂いたので、以下でシェアしますね。

ご感想です(ご注文いただいたお客さまより)

日傘本日受け取りました。

 

ありがとうございました。

 

大好きな着物だったのに近頃全く着なくなっていたので、こうして日傘に作り変えて頂いてとても嬉しいです。

 

本当にありがとうございました。

 

大切に使わせて頂きます。


Nさま、このたびは素敵なご依頼を頂きどうもありがとうございました♡





日傘はもちろん「欲しい」と思った時に、すぐに市販のものを買うこともできます。


けれど、自分が大好きな着物からリメイクする日傘は、この広い世界にたったの1本しかありません。

その1本は「今すぐ欲しい」と思っても、すぐには手に入れて頂けません。

 

この夏に使いたいと思って頂いても、完成は数か月先になってしまい、その頃にはすっかり夏も終わってしまっています。

 

それは心苦しくもあるのですが、私は私のできることで、お客さまに喜んで頂けることが1番。

 

「安く!早く!手軽に!たくさん!無難に!」は、私の得意分野ではありません。


時間をかけて、心を込めて、あなただけのオンリーワンの1本をお作りしています。

 

お会いしたこともないお客さまでも、託していただく着物や生地を見ていると、なんとなくその方のイメージがわいてきます。

 

いつも完成した日傘がお客さまのお手元に届いた瞬間をイメージして、ワクワクドキドキしています。

これからも誠実に、丁寧に、私らしく、1人1人のお客さまと向き合う作家でありたいと思います。

【お知らせ】10月1日よりオーダーメイド日傘は価格改定します。

2019年10月1日より消費税率が10%に引き上げられることに伴い、2019年10月1日ご注文分より基本の日傘制作費および各種オプションの代金を下記価格に変更させていただきます。

 

基本の制作費

19,440円(税込)→ 19,800円(税込) 

 

オプション

  • 収納袋/1,620円(税込)→ 1,650円(税込) 
  • 着物解き/2,160円(税込)→ 2,200円(税込)
  • 生地の二重加工/3,240円(税込)→ 3,300円(税込)
  • UVカット接着芯の重ね貼り加工/3,240円(税込)→ 3,300円(税込)
  • 縁フレア加工/3,240円(税込)→ 3,300円(税込)

送料(梱包手数料含む)

全国一律1,800円(税込)→ 1,870円(税込)

※ 実費超過分は当店負担いたします。
※ 海外発送は、実費送料となります。
※ 来店お受け取りの場合は、送料は頂きません。

※ 総額3万円以上ご注文の場合は、送料無料です。

ホームページやリーフレット等での消費税額変更に伴う新価格への情報更新は、10月1日を予定しておりますが、多少日程がずれ込むこともございます。

ご不便ご面倒をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。


以上、作品紹介でした。

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。


Casa de Paraguasの日傘は、

<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>

という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。

 

お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。

 

「こんなもので日傘って作れるのかな?」

「こういう日傘があったらいいな」

 

お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。

 

なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で12月末を予定しています。

>>当店の日傘のオーダーメイド詳細のご案内はこちらから

 

新部材竹製持ち手ロング日傘のモニター募集は終了しましたが、新部材にご興味がありましたら、個別にお問い合わせくださいませ♪
>>お問い合わせはこちらから

 

1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。

>>レッスンの詳細はこちらから

>>【お知らせ】日傘教室は秋より大幅リニューアルスタートします!

10月より「オープンアトリエかさのいえ」というお話会をお試し開催します☆

>>初回は10月9日(水)を予定しています。詳細がこちらから


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