
CASAリメイク作家のTammyです。
来月10月25日(金)より計5日間、奈良に住む私の母上野町子(うえのまちこ)が人生初めて陶胎の作品展(個展)をすることになりました。
今日はそのお知らせとなります。
同作品展では、娘である私も、作品展の協力作家として数点の着物日傘を同時展示いたします。
会場は、私の生まれ故郷である奈良県にある大好きな奈良町にある「ならまち格子の家」。
奈良町は、私が子どもの頃からよく母が遊びに連れていってくれた思い出の場所でもあります。
さて、その「奈良町」というところは、どんなところかご存知でしょうか?
奈良町は、江戸時代以降の古い町屋が残る風情ある小さな町です。
奈良は「シルクロード」の東の終着駅として古来から東西文化の交流があった国際文化都市であり、今では1年中世界各地から観光客が訪れる観光都市にもなっています。
本作品展を開催する奈良町周辺にも、シルクロードの栄えた時代を思わせるオリエンタルな雰囲気の場所も点在しています。
そんな秋の古都奈良の奈良町にある「ならまち格子の家」で、上野町子の「陶胎」作品を中心に、私は母の作品展にお越しいただいた世界中の皆さまに非日常を楽しんで頂くべく、「着物日傘」という和の華やぎアートでお出迎えしたいという想いでおります。
そして、母と同じく東吉野村に在住する母の友人北室静規(きたむろしずき)氏にも協力者の1人として東吉野の美しい自然の写真を展示していただけることになりました。
ご都合がつくようでしたら、ぜひとも紅葉シーズンの秋の奈良に足をお運びいただき、古都奈良の魅力をゆっくりと味わってください。
そして、ご家族やご友人をお誘い合わせの上、私たちの作品展にもお気軽にお越しくださいませ。
以下、作品展の開催概要となります。
作品展開催概要

作品展名
上野町子作品展 「和」結びの器
会期
2019年10月25日(金)~同月30日(水)
午前10時から午後4時半まで
※10月28日(月)は休館
※最終日10月30日(水)は午後2時まで
【作家在廊予定】
- 上野町子…会期中休館日を除く全日(10/25(金)、10/26(土)、10/27(日)、10/29(火)、10/30(水))
- 柴田民緒…10/26(土)、10/27(日)、10/30(水)の3日のみ
開催場所
ならまち格子の家(奈良市元興寺町44番地)
>>奈良市ならまち格子の家のご案内はこちら(奈良町情報サイトより)
個展会場は、建物2階にありますので、お靴を脱いで1階のこの写真のお部屋の奥の階段箪笥から上がっていただきます。

格子の家の内部の様子です。



アクセス
- 近鉄奈良駅から徒歩約20分
- JR京終駅から徒歩約10分
- JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環線)で「田中町」下車徒歩約2分
入場料
無料(ならまち格子の家は、伝統的な町家を再現した建築物であり、どなたでも自由にお入りいただけます。)
ご連絡先
本展に関して、ご質問等ございましたら、下記お問い合わせフォームよりお知らせください。当サイトからのお問い合わせ窓口は、私柴田民緒となります。ご質問内容によってはご回答をさせて頂くまでに数日間のお時間を頂く場合がございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
作品展の開催趣旨
陶芸教室「和月」所属、東吉野村在住の上野町子の「陶胎(とうたい)」作品展です。
【上野町子略歴】
- 奈良県吉野郡東吉野村在住
- 1951年生まれ(満68歳)
- 1973年より約40年間公立中学校美術教員として勤務
- 現在、特定非営利活動法人東吉野村まちづくりNPO勤務
(以下、今回の作品展の主催者である上野町子より、皆さまへコメントです)
「陶胎」とは、陶器に漆(うるし)を塗って加工する珍しい技法で、工程に時間と費用がかかるため現在はほとんど作られていない物です。
現在所属している教室では、この5年間でたくさんの作品を作ることができました。
毎年、生徒作品展には出品しているのですが、自分のこれまでに作った作品を一度に展示して多くの方々に見ていただき、評価してもらいたいという気持ちになり、今回の開催となりました。
また、「陶胎」の魅力や、日本古来から使われている「漆」の良さも分かってもらいたいという思いで、微力ながらも尽力しようとも思っています。
作品展開催にあたっては、東吉野村在住の友人北村静規氏に東吉野村の自然をテーマにした写真を展示してもらいます。
私も東吉野村を愛している住民の一人として村の素晴らしい風景も見ていただきたいと協力を依頼しました。
昨今、高齢化社会に向けて、私たちはどうあるべきかというような議論がなされています。
私は、どんなに年をとっても生きがいを持って前向きに生きていくことが、自分自身の健康にとっても、社会に対する貢献度という観点からも大切なことなのではないかと考えています。
私自身は、教員をやめてから、何か社会に役立ちたいという思いで、地域の老人福祉施設で週に数日働いて、それ以外は友人との交友や陶芸活動で過ごしています。
そして、今回の作品展がいったん退職という形でリタイアしても、そこからまた新たな活動をして、何かを成し遂げられるということも皆さんに知っていただきたいと思っています。
着物日傘という「和」の彩りアートで、皆さまをお出迎えします。
私は、本展では協力作家として、新作を含め着物日傘の作品を数点会場展示いたします。
今回は母の陶胎作品展ですので、それらをゆっくりと皆さまに見て頂くことがもちろん1番なのですが、開催にあたり、私はどんなことで母に協力ができるのか、色々と考えてみました。
出した結論が、着物日傘という「和」の彩りアートで、お越しいただいた皆さまをお出迎えすること。
今回の作品展のタイトル、「和」結びの器
とは「和」で繋がり、「結び」でも繋がるような着物日傘の作品を会場展示できれば、母の作品の世界観に花を添えることができるのではと思ったんです。
展示作品のうちの1本は、本年5月末から6月上旬まで、フィンランドにて開催された「第51回フィンランド美術賞展」入選作品を予定しています。
ちょうどこの週末、その作品がはるばるフィンランドから戻ってきましたので、今手元にあります。
フィンランド美術賞展の様子は何度かブログでもご紹介しましたが、日本国内で実際の作品を皆さまに見て頂くのは、本展が初めての機会となります。
このような機会に恵まれましたことを、心からうれしく思うと共に、ここまで導いてくださった皆さまにはとても感謝しています。
ご参考:
第51回フィンランド美術賞展 展覧会報告(2019)(欧州美術クラブサイトより)
フィンランド美術賞展の展示風景は、facebookにて本展の展示風景アルバムもご覧いただけます。

DM郵送をご希望の方へ
作品展に足をお運び頂ける方には、
レトロな和の街並みが美しい奈良町は、お堂や資料館、お店、カフェなど見どころやフォトジェニックなスポットも沢山ありますが、比較的コンパクトにまとまった小さな町ですので、ぜひ路地裏もお散歩がてら散策を楽しんでいただけたらと思います。
ご参考:「ならまち、そぞろ歩き みどころ」(奈良市観光協会サイトより)
DM郵送のお申込は、発送準備の関係上、できましたら9月中に下記リンク先のDM申込フォームより頂けますと幸いです。
9月末を目途に、ご用意が整い次第ご送付させて頂きます。
DM、MAP共数に限りがございますので、在庫切れの場合は何卒ご容赦ください。
なお、DMがなくても作品展にはお越しいただけますので、ご安心くださいね。
作品展でお目にかかれますことを、心より楽しみにお待ちしています!
以上、作品展開催のお知らせでした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で12月末を予定しています。
新部材竹製持ち手ロング日傘のモニター募集は終了しましたが、新部材にご興味がありましたら、個別にお問い合わせくださいませ♪
>>お問い合わせはこちらから
1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。
>>レッスンの詳細はこちらから
※ただし、10月の作品展準備のため、9月10月のレッスン開講はお休みさせて頂きます
(※11月以降のレッスンご予約は、今からでも可能です。)
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!