
CASAリメイク作家のTammyです。
突然ですが、あなたは今までに傘を送ったことはありますか?
普通に暮らしていると、日常の中で雨傘や日傘を送るべき状況にはあまり遭遇しないかもしれません。
ですが、ゴルフクラブなども含め「細長いものってどうやって送ったらいいんだろうか?」と困ってしまうような状況は、もしかしたら今後あるかもしれません。
私はリメイク作家を始めた当初から、ずっと「傘(雨傘も日傘も両方)」に何らかの形で関わってきました。
雨傘や日傘をお客さまに送ってもらったり、こちらからお客さまに日傘を送ったりする機会は、これまでに少なくとも100回以上はありました。
そんな私も最初にいざ傘を送ろうとした時に、身近にそんなことを頻繁にしている人はいなかったので、やはり「どうやって送ったら1番いいの?」と思って、インターネット検索などで結構調べてみたんです。
今となっては私には当たり前の傘の梱包&発送作業ですが、もしかすると当初の私のように困っている方もいるかもしれません。
そんな方のために、私がいつも利用している傘の梱包グッズや発送方法をまとめてみました。
折り畳みではない長傘タイプの日傘や雨傘を発送するときの今後の参考にして頂けると、お役に立ててうれしいです。
贈り物の傘の梱包方法

私の場合、傘を送る状況というのは、主にオーダー品の日傘を送るシーンになります。
そうなると、日傘はお客さまの大切な商品なので、もちろん壊れたり汚れたりしないことが大前提。
ですから、基本的には梱包には細長い四角形の傘専用の段ボールを利用しています。
今までに色々なメーカーのものを取り寄せてしばらく試してみて、最終的に1番いいなと思って現在も利用しているのが、アースダンボールさんの「高級傘発送の為に生まれたダブルロック付N式カートン、720X130X45(N式額縁ロック付)(白)」という商品です。
>>こちらから商品の情報が見られます(アースダンボールさんのサイトに飛びます)
同社のネットショップは、「ダンボールA(エース)」という名前です。
この箱のいいところは、
- 箱全体の紙の強度が強い
- ダブルロックがかかるのでしっかり閉まる
- 白いシンプルな箱で高級感がある
- 3辺合計100センチで送ることができる
- 長傘を2本まで入れることができる

写真ではサイズ感がわかりやすいように、日傘をそのまま入れていますが、実際にはプチプチ(緩衝材)やビニール袋に包んだりして、万が一の衝撃や雨にも耐えられるように梱包し、箱を閉めた後は開閉部分を透明テープで貼って発送しています。
写真の日傘で約66センチの長さで、この箱だと内寸で72センチの長さのものまで大丈夫です。
大切なお品物を送るのに、申し分のない段ボールです。
が、この箱にはちょっとだけ難点があります。
それは1枚あたりの価格が結構お高く、かつ1枚からの購入ができないこと。
最低ロットは20枚からで、20枚購入すると、1枚あたりが400円以上します(+送料がかかります)。
(2019年10月現在の情報)
なぜ段ボール1枚がこんなお値段になってしまうのかというと、シンプルに「需要」と「供給」の関係ですね。
傘専用の段ボールを必要とする人が世の中には相対的に少ないので、汎用性のある大きさの段ボールに比べると、メーカーも大量生産しないので、どうしても割高になってしまいます。
もしも気に入ったサイズの箱がなくてメーカーに特注する場合は、ロットも大きくなるし、型から作ることになるので、型代が別途必要になります。
型代も入れると、一体1枚あたりいくらになっちゃうの!?って話になりますよね(汗)
ご紹介のメーカーさんの段ボール以外にも、ネットで「傘用、段ボール、梱包」などで検索をかけて頂いたら、ちょこちょこと傘用の段ボールが出てきます。
ただ、年々運送会社による宅配送料が全体的に値上がり傾向にあるため、他社さんのネットショップのものも本体が比較的お安めに見えても、送料が倍ほどかかるなど、傘を送る箱を探している方には悩ましい現状があります。
極力費用を抑えたい場合の梱包方法


では、もっと現実的なお話で、傘を1本だけ、極力安く送りたいのって場合にオススメの梱包方法について。
オススメの方法は2つ。
まず1つめは、ちょっと手間はかかるけれど、1番安く済む方法。
それは、大きめの使用済み段ボールをリユースして、ちょうど合う大きさに切って箱状にして利用する方法です。
ただその方法だと、どうしても使用感があったりして、見た目があまり良くないことも。
それでも問題がないような送り先の場合には、それが1番手っ取り早いかと思います(ちょっと工作のような作業は必要になりますが)。
それじゃちょっとカッコ悪いなぁという場合は、2つめの方法:傘をプチプチで包んだものを「巻き段ボール」で巻いて送る方法をお勧めします。
「巻き段ボールって何?聞いたことないよ!」という方もいるかもしれません。
実は私も最近までそんなものがあるとは知りませんでした。
先ほどご紹介の箱に収まり切れない規格外の傘や複数本を一気に入れたい場合、どうしてもサイズの合う箱がないけれど、リユースの加工段ボールにお客さまの商品を入れるのはちょっとあんまりだなぁ(受け取った方は微妙だよね!?)…と思ったんです。
で、それに代わるものはないかなぁと思って調べて知ったのが、巻き段ボールでした。
私が使っているものを、写真に載せておきました。
「片面巻段ボール」というのは、文字通り、段ボールが大きな絨毯のような巻物状になっているのですが、片面だけ波々で、もう片方の面は平面です。
だから段ボール素材なのにやわらかく、折ったり切ったりの加工がしやすいのが特徴です。
「素材がやわらかかったら、強度的に問題があるのでは?」と不安になられるかもしれませんが、巻いてしまうと案外丈夫なんですよ。
できればプチプチで包んだ後、巻き段ボールは二重ぐらいに巻き付けた方がより強度が増すので、中身も安心かと思います。
巻き段ボールは、検索をかけていただくと、結構沢山出てきますので、使用頻度や大きさに合わせて、幅や長さをチョイスされたらいいかと。
私は今後も使っていく予定なので、割安感のある25メートルを買ったのですが、予想以上にドーンと結構な大きさで、届いたときはちょっとびっくりしました(笑)。
そして存在感があるので、お家の中の置き場所にも若干困っています(笑)。
なので、あまり頻繁に使わないという場合は5メートルか10メートルくらいで十分かもしれません。
1つあると、お引越しの食器を包んだり、ちょっとした割れものや壊れやすいものを保管する際にも、その都度必要な大きなに切って使えます♪
傘を発送する時のポイント

発送する時のポイントは、当たり前かもしれませんが、縦×横×奥行き(高さ)の3辺のサイズを極力短めにすること。
具体的には、100センチ以内で納められるとGOODです。
うっかり100数センチにしてしまうと、一気に120センチサイズ扱いになり、送料が跳ね上がります。
そういった意味でも、最初にご紹介した段ボールは100センチサイズで収まるのでオススメなんです。
傘の梱包箱は、120センチサイズのものも売っていますので、3辺サイズはできれば注意してみてください!
他にポイントになることとしては、もし指定できるようであれば「こわれもの」「下積み厳禁」として取り扱ってもらった方が安心です。
(ポイントと言いつつ、写真の送り状では指定し忘れてしまっていますね、汗)
運送会社はどこを選ぶ?
さて、運送会社の話です。
実は傘のような重さは軽いけれど細長いものを送る場合は、昔は「はこBOON」という重量制の宅配サービスがあり、例えば「東京←→兵庫間」でも数百円という格安のお値段で傘を送ることができました。
「できました」と過去形なのは、残念ながらはこBOONは2017年にサービスを休止し、その後私も再開を心待ちにしていたのですが、どうやら休止からサービス終了(=廃止)になってしまったようです。
コストパフォーマンスがとても良かったはこBOONのようなサービスは、今のところ他には存在しないようです。
そのため、私は今は近くの郵便局から送ることができる「ゆうパック」で「持込割引」を利用しています。
費用面から言うと、正直ゆうパックはそんなに安くはありません。
例えばですが、ゆうパックで「東京←→兵庫間」で「3辺100センチサイズ」だと、1440円です。
持ち込み割引は、ここから120円引いてくれます。
これが同じ区間で、「3辺120センチサイズ」だと、1690円になります。
他の運送会社さんだと、例えばヤマト運輸さんの宅急便で、同じ条件だと「100センチサイズ」で1500円、「120センチサイズ」だと1720円です。
郵便局のゆうパックとヤマト運輸の宅急便、お値段的には発送元と送り先の地域やサイズによって多少の値段の差はあるかと思いますが、おおよそ同じくらいになるかと思います。
格安の手段が他にないので、あとは先ほどお話したように極力3辺合計を小さくして、送料を抑えることくらいでしょうか。
お近くにあって、どちらが自分にとって便利かで運送会社を選ばれるしかないですね。
運送会社に関してはあまり耳より情報をご提供できなくてごめんなさい!
また、もしはこBOONのような重量制のお得なサービスが出てきたら、情報をシェアしますね!
ここまで、傘の発送について私はこうしていますというお話をしてきました。
何かのご参考になれば幸いです。
私にお答えできそうなことでしたら今後もご回答しますので、また傘の発送などについてご質問などあれば、遠慮なくお寄せくださいね。
以上、傘リメイクのFAQでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。