
CASAリメイク作家のTammyです。
先ほどようやく来週末からの作品展(「和」結びの器展)で展示する日傘がすべて完成しました。
まさかの作品展本番5日前のギリギリ滑り込みセーフです(汗)
今日はできたてホヤホヤのその作品を、作品展に先駆けてフライング紹介しちゃいます!
「虹の予感」というタイトルの着物日傘です。
まずは初めてこのブログを見て頂く方にもわかるようにサラッとおさらいです。
実は来週10月25日(金)から5日間、奈良の「ならまち格子の家」という場所で人生初、母と一緒に『「和」結びの器展』という作品展をします。
今回の作品展は、母の陶芸(陶胎)作品の展示がメインですが、私も協力作家として着物日傘を新作含め4点展示予定です。
今日完成した日傘は、その新作日傘の1本で素材は振袖になります。
とても色使いが綺麗で、ピュアで、明るくて、見ているだけで癒されて、ウキウキ。
日傘のタイトルは「虹の予感」、英語名は ”The sign of the rainbow”

この着物を見ていると、近々とても良い知らせが舞い込む予感がしてきたんです。
この私のワクワクした気持ちをまた作品に込めて、それを見た方にも幸運が伝染しますように♡
そして、この着物が日傘に生まれ変わった姿をイメージしていると、まるでそれは妖精が使う魔法道具のようにも見えてきたんです。
妖精がこの日傘をひと振りしたら、ふわりと虹が出てきた。
そんなことが起こったら、とても素敵じゃないかしら!?
そんなイメージから名付けた名前です。
私にとっては、これもチャレンジ。
着物になった時のイメージでデザインされた反物が着物になって、私のところにやってきたら、今度はその着物が日傘になる。
じゃ、元々のデザインはどうなってしまうのでしょうか?
もちろん、元々のデザインを極力活かして日傘の柄合わせを考えることもできます。
でも、私はそれがあまり好きじゃないんです。
リメイクのミラクル、リメイクの魔法がちょっと弱まる気がするから。
着物が日傘に<生まれ変わる>
生まれ変わるということは再生、つまりリボーンです。
だから、私が着物をリメイクして日傘を作る時は、敢えて自分の中に最初にあった着物の柄合わせの固定観念に縛られずに、子どもが自由にお絵描きや粘土で遊ぶように、私の素直な心がOKを出す柄合わせをします。
今回も結構型破りな日傘に仕上がった気がしまーす(^^)♪
8枚のうち一片だけ白いレースを付けてみました♡
お気づきになられましたか?
もう1つのチャレンジ、制作の1シーンを動画に撮ってみた。
今日は日傘が完成する前に、もう1つ思い切ってチャレンジをしてみました!
それは、日傘の制作風景を動画に撮ってYouTubeにアップすること。
実はちょっと前に1度自撮りでやってみたのですが、慣れないことをしたせいか色々と失敗して、微妙な仕上がりに。
その時はiPhoneを背中の後ろに置いてビデオ撮影しただけ。
そうすると結局奥の方で何をしているのか見ている方にはわかりにくかったり、縦撮りしたので画像が小さくて微妙だったり。
それはもう削除してしまったのですが、観てくれたお友達の1人が「前から撮ってみたら?」と言ってくれました。
という訳で、横撮りで、机の横から撮ってのリベンジが今回の動画です。
しかも今回は自撮りではなく、小学生の息子に撮影を頼んでみました。
「頼まれたからにゃー本気出すよ!」と言ってノリノリで撮ってくれましたが、さて、その出来はいかに!?
録画内容は、工程の中で私が1番緊張するシーンで、日傘の骨に布を張る工程です。
イメージどおりにピッタリと生地が張れるかどうか、ここでようやくわかります。
そのドキドキ感を一緒に味わっていただけたらと思います♡
まだまだ動画は試行錯誤中なので、たどたどしい感じですが、私のテンションの低い声も少しだけ入っています(笑)
メガネは制作中は欠かせないので、そのままかけた状態で今回は撮影してみました。
ではどうぞ!(3分強あります。途中で飽きてきたら早送りしてください、笑)
わがままを言いますが、できればぜひ実物を見に来て頂きたいのです!
展示する残り3本のタイトルです。
- 「千紫万紅("Multicolored flowers")」
- 「空に想う 空を想う("Think in the sky, think of the sky")」
- 「万葉("Manyo")」
いずれも着物日傘で、黒留袖や花嫁の婚礼衣装などシックな色合いのものから、色鮮やかなものまで、色々。
着物を数種類合わせて作りました。
今回は実用品というよりは、どちらかというと飾って五感で楽しむアート作品であるということを意識して、新しい和のアートをご提案できたらと思います。
「千紫万紅」「空に想う 空を想う」は公募展などに応募した作品で非売品ですが、新作の「虹の予感」「万葉」の2本は展示販売も予定しています。
「万葉」は、 故郷である古都奈良に想いを馳せて。
初めてこの作品を見るあなたにも、何かを感じて頂けたら。

さて、新作「万葉」はどんな風に仕上がったのでしょうか。
ワクワク感をもう少し後のお楽しみとして取っておきたいので、「万葉」の全容は作品展でお披露目しますね!
ぜひぜひ実物を見て、「おぉ、そうなる訳なのか!?」と唸ってほしいなぁ。
会場がお住まいの地域から遠くて気軽には行けない方もいらっしゃるかと思いますが、ご都合よろしければぜひ初めましての方もお気軽にいらしてくださいね♡
上野町子作品展『「和」結びの器』について
会期
2019年10月25日(金)~同月30日(水)
午前10時から午後4時半まで
※10月28日(月)は休館
※最終日10月30日(水)は午後2時まで
【作家在廊予定】
- 上野町子…会期中休館日を除く全日(10/25(金)、10/26(土)、10/27(日)、10/29(火)、10/30(水))
- 柴田民緒…10/26(土)、10/27(日)、10/30(水)の3日のみ
開催場所
ならまち格子の家(奈良市元興寺町44番地)
奈良町の展示会場にて、お目にかかれることを親子で楽しみにお待ちしています♡

以上、作品紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で12月末を予定しています。
1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。
>>レッスンの詳細はこちらから
※ただし、10月の作品展準備のため、9月10月のレッスン開講はお休みさせて頂きます
(※11月以降のレッスンご予約は、今からでも可能です。)
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!