
CASAリメイク作家のTammyです。
先週末、とある方から、突然びっくりするようなご依頼を受けたのです。
私からすると、そのお役目は私の身の丈をはるかに超えていて、決して私から「やりたいです!」と挙手するような類のことではなくて。
でも、ご依頼を受けた瞬間、「あ、私、それやりたい」って思ったんです。
で、その時思ったこと1つ。
本来「答え」というものは、無理やり絞り出して導くのではなく、心が勝手に感じるように自ずと出てくるものなのだなと。
今日は私の最近のエピソードを交えて、そんなお話をちょこっとしていきたい思います。
ベストな「答え」とは一体どこにあるのか?
「答え」は、絞り出すのではなく、自然に出てくるもの。
ここで言う「答え」とは、普遍的な「正解」という意味ではなくて、「自分の決定事項」あるいは「選んだ道」という意味で。
「AとBならどちらを選ぶか」とか、「沢山ある選択肢の中からどれを選ぶか」という問題の答えです。
つい最近のことですが、決めなくてはいけない問題が、私には3つあって。
1つ目は、もう何年も迷い続けて、ようやくやってみようと決めて、GOを出した(申し込んでみた)。
2つ目は、未経験の業務だけど、仕事上で上司からやってほしいと言われ、少し回答まで時間をもらってから、やっぱりやってみたいと思ったのでGOを出した(やりますと言った)。
最後の3つ目は、冒頭に書いた突然のご依頼の件。
こちらも未経験だけど、人からやってほしいと言われ、その話を頂いたその文章を読んだ瞬間に、私の中では答えが決まって、すぐに自分にGOを出した(家族に確認するための時間が必要だったので、やりますと言うまでは数日かけたけれど)。
1つ目は答えを出すのに3年かかり、2つ目は数日かかったけれど、3つ目は答えを出すまでにわずか数秒のスピード決断でした。
Goを出すのに3年もかかった理由
基本的には、何かを決めるのにあまり迷う性格ではないのです。
それなのに、最初の問題の答えを出すのに3年もかかったのは、それが自分にとって必要なのかどうかがなかなか見えなかったから。
それでも考えに考えて、ようやく決めて、やってはみたものの、そこでは結局自分がイメージしていたものは得られなかった。
時間をかけているうちにどんどん自分の中でのそれに対する期待値が上がってしまったせいか、イメージとリアルの落差が大きかったのかもしれない。
綺麗なラッピングをされた大きな箱をワクワクしながら開けると、そこには小さな手鏡が1つ入っていて、その鏡を恐る恐る覗いてみると、そこには素の自分が映っていただけ。
例えるとしたら、そんな感じだった。
それを選んだことに後悔はないけれど、やはりなかなか決められない(前に進めない)というのは、何かしらそこに「決めなくていい理由」があるのかもしれないなぁと思った。
最初に何かに興味を持って、それを実際に行動に移すかどうか考えて、ちょっと前に進んでみたとき、時々「ん?」という違和感を覚えることってありませんか?
その違和感って結構当たってて、その違和感を無視してゴリ押ししたことは、大概途中で頓挫するか、やっても思ったほどうまくいかなかったりするもの。
いわゆる第六感、自分の体感、勘なんだろう。
それはきっと「心」で感じている。
今は情報過多で、無意識のうちに沢山の情報を入れてしまっているから、何かを決める時には、どうしても「頭」で考えてしまいがちになる。
頭で考える=理屈や行動の根拠(大義名分)を見つける
でも、本当に大切なことって、一体誰にとって大切なことなんだろう?
誰にとって必要なことなんだろう?
この「誰」という主体は、やはり自分だ。
だから、自分の心に聞いてみよう。
自分の心がどう感じるのかを大事にする。
そして、心がYesって言ったら、あとは「肚」で決める。
決めたことに対して、自分の言動に対して、自分で責任を持つ。
誰のせいでもない。
自分の人生は自分が決めていく。
それが「肚で決める」ってことだと思うから。
新しい学びとおみくじからの気づき
2つ目の問題は、昨日から実際に仕事上でスタートし、未知のこと、教わり初め。
いつも慣れている手順、つまり自分の常識とは全然違うから、最初はなかなか頭が付いていかず、ちょっと難しく感じたけれど、空いた時間に補助的に自分で練習してみたり、実務の中で何とか身に付けていけそうな気がした。
初めてのもの、初めての経験をするときは、今までの自分の当たり前や経験から裏付けされた自負は一旦横に置いておき、自分は何も知らない新人だと思うといいかもしれない。
歳を重ねると、なかなか人に教えを乞う素直さを持てず、独りよがりになってしまいがちだけど、いくつになっても学べる環境があるというのはありがたいな。

今年の初詣で引いたおみくじ、第8番「小吉」
色々と面白いことも書いてあったけれど(「目的を持たない一人旅が吉」とかね)、1番響いたのは、この最初の文章。
「成功への近道はない」
時には転んでも良いのです
肝心なのは決して転ばないことではなく
転ぶたびに起き上がること
本当そう思う。
転んでもいいし、もしかしたら転んだからこそ見える【新しい世界】もあるかもしれない。
しかも、 転ぶたびに、また再チャレンジするチャンスを得ることができる!
そう考えると、ちょっと気持ちが楽になりませんか。
私も人生は良いことばかりではなくて。
今までも転んだり、立ち止まったり、回り道したり、痛い目に遭ったり、色々あったけれど、そのたびに気持ちをリセットして、起き上がってきました。
まるでゾンビのように、何度も何度もね、笑。
「肚で決める」とは、未来を自分の手で作っていくこと
さて、最後の3つ目の問題は、ご依頼を受けることをはっきりと先方にお伝えしたので、実際に事が動き出しました。
法律に則った手続きを1つずつ進めていくため、もう後には引けない状況なんです。
まだ中身はお話できないけれど、正式に決まったら、ちゃんとお話しますね!
今までコツコツ続けてきた私の活動を温かく見守ってきてくださったその方のご依頼だからこそ、受けてみようと思ったところもあります。
私のライフワークである傘のリメイクは、自分だけでなく、仕事で関わる方々も、お客さまも、家族も、友人も、関わる皆さんが幸せになれるものを生み続けること。喜びの種を蒔き続けること。つまり「三方よし」を事業理念としています。
このたびのチャレンジは、私にとってそれに通じる大きなチャレンジです。
求められるということは、私にできると思って下さったということ。
だから私は、「ぜひやってみよう!やらせてもらおう!そして、同じやるならとことん楽しもう!」と肚で決めた。
お誘いしてくださった方の活動に私も加わることで、もしかしたら一緒に見える世界、未来を変えていけるかもしれない!
そう思ったら、ドキドキだけど、心からのワクワクも止まりません♡
ぜひあなたも巻き込まれて、一緒に楽しんで頂けたらと思っています。
今年は頑張る時はしっかり地に足つけて、仕事を頑張る。
お客さまのご依頼には、今まで以上に丁寧にじっくりと取り組んでいきます。
一方で、自分の気持ちに素直になって、行きたいところ、会いたい人に、利害関係とか、お付き合いとか考えず、ふわっと幸せ100%で飛んでいくイメージで行きます!
飄々と、軽やかに、しなやかに♪
みんなで楽しめること、私がお役に立てること、制限を決めずにやってみたいと思っているので、私にこんなことをやってほしいということがあれば、ぜひお声かけくださいね♪
また何かの機会で、今読んでくださっているあなたと関わることができるとうれしいです♡
以上、ちょっと小話でした!
今日は心のままに書いたので、うまくまとまっていないと思います。
それにもかかわらず、ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で2020年2月末を予定しています。
1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!