
CASAリメイク作家のTammyです。
約15年前に母からもらったカシミアの赤のロングコート。
めちゃレトロ感ありますよね、、、。
で、思い切って使えるアウターにリメイクしちゃいました!
さて、一体どんな仕上がりになったでしょうか?
気になる方は、続きをどうぞご覧くださいね。
申し訳ないマインドの沼を思い切ってリメイクでようやく脱出!
この赤のコート、実は1度も袖を通して外に着ていったことがなく、ずっとクローゼットに入れたままだったんです(今回、ビフォー撮影のために着てみたけれど)。
母が勝手に私のために購入してくれたコートなのですが、形が全然好みではなく、どうしても着る気がしなかったんです。
でも、せっかく買ってくれたし、しかもこれ、表地はカシミア、裏地はシルク、かつイタリア製ということで、インポートかつ高品質だからなのか、なんと定価が20万円弱(汗)
それがセールでかなりプライスダウンされていたそうですが、それでも高価なお品物。
「私の好みではないから」という理由で廃棄するには忍びなく、どなたかに差し上げたり、売ってしまうのも、母からもらった手前できず。
ずっと今の今までビニール袋に入れたままの状態での保管でした。
15年も経っているので、裏地は多少傷んでいたものの、表は袖を通していないからか、コンディションはいい方でした。
「カシミアは軽くて暖かいし、色は好きだから、何か使える形にリメイクしたらいいかもしれない」とは思っていたんです。
でも、「せっかく母に買ってもらったのに、ハサミを入れるのも申し訳ないしなぁ、、、」とも思ってて。
クローゼットを見るたびに、ずっとずっと気にはなっていました。
で、最近そのことを思い切って母に話したら、「あなたにあげたんだから、好きにしたらいいよ!」って(自分があげたことも忘れていたくらい)。
という訳で、今回は心置きなく、私の好きにさせてもらいました、笑。
リメイク前のビフォー画像です。


綺麗な赤のロングコートです。
でも、襟(カラー)の形が古いんです。
肩パットの入り方も、今っぽくない。
長さも、裾の広がり方も、デザインが古い。
ボタンも古いデザインですが、これは昭和レトロっぽくて可愛いので、何かに使えそう?
ファッションも昔の流行がまたクローズアップされることもあるので、グルっと回って、レトロ感がまた新鮮になることはあるかもしれない。
けれど、不確実なそれまで待つには、あまりにお洋服もかわいそう。
そうこうしているうちに、本当に経年劣化でリメイクすらできなくなるかもしれないし。
ということで、今回はリメイクで今すぐ使えるアウター(ポンチョ)に変身させようと思いました。
なお、リメイクは昔からの趣味なのですが、洋裁の知識は全くないので、私のリメイクは、基本型紙が一切ありません。
いきなりチョキチョキとハサミで裁断しちゃいます(見た目によらず、結構大胆で男前な性格だったります、笑)。
でも、まったくのイメージだけというよりは、最初にイメージがあって、その次は自分のもっている既製服などの形やサイズ感を参考にすることが多いかな。
洋裁の知識&型紙なしでもOKの簡単ポンチョの作り方
コートをポンチョにリメイク、作り方はとっても簡単で、1日あればミシンで作れます。
めちゃざっくり説明&適当なイラストですが、私が作った手順です。
- 裏地やボタンをそのまま使わない場合は、すべて取り外す
- コートを開いた状態で、お袖ギリギリ下のところで、裾と平行に裁断
- 裏地を取り除いた場合は、新しい裏地を縫い付ける
- 長四角になった布の周りを折って、グルっと1周縫う
- 外表で縦半分に折る(※上側を「わ」(折り山)に)
- 2枚重なった両端を下半分まで縫う
- 開いて出来上がり

完成作品のお披露目です。
ではどうぞ、完成作品をご覧ください!
裏地にはインド製の大判コットンストールをリメイクして、ポンチョを作ってみました。
ちょっと柄が派手なのですが、チラッと見えるといい感じかも?
ポンチョの襟は、その時の気分で立てたり、折ったり、折り幅も好みで自由自在です。
あったかいので、お家の中で肌寒い時にちょっと羽織るのにも便利!




「このポンチョ、もしかするとひっくり返してリバーシブルもできるかも?」と思い、ひっくり返してみたら、結構これもフォルクローレテイスト(民族調)でアリかも!?
どうでしょう??
デニムと合わせて、ラフに着たいなぁ。


リメイクをする際は、極力元々の形を活かす方が私は好きなんです。
「極力省エネをしたい」という不純な動機もありますが、思わぬところにポケットやボタンホールが出てきたりするのが、まさにリメイクの面白さだと思うのです。
久しぶりの自分のためのリメイク、とっても楽しかったです♪
お袖と襟の部分が少し残ったので、それもまた時間がある時に何かにリメイクしようかな。
もしあなたのお家のクローゼットの中にも、使わなくなったお洋服がそのままあれば、「リメイク」という選択肢もご検討されてみてはいかがでしょうか?
ポンチョやストールだったら、チョキチョキと切って、直線縫いをすればいいので、思った以上に簡単にできますよー♪
本当ざっくり大雑把すぎて恐縮ですが、楽しいリメイクのアイデアの一例として、少しでもご参考になればうれしいです。
以上、作品紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で2020年3月末を予定しています。
1Dayレッスンでしたら作った日傘をその日にお持ち帰り頂けます。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!