
CASAリメイク作家のTammyです。
ちょうど1年ほど前に募集した日傘のモニター企画がありました。
お試し頂いたのは、導入の検討をしていた竹製持ち手の木製ロング日傘になります。
先日、最後のモニターさまに完成した日傘をお渡ししてきました!
さて、それは一体どんな仕上がりになったでしょうか?
気になる方は、続きをどうぞご覧くださいね。
こんな企画でモニターを募集していました。

竹製持ち手の木製ロング日傘は、まず作ったものを実際に自分でも継続的に使ってみることにしました。
すっきりした可愛らしいフォルムと、バランスのいい使いやすさを感じ、去年は公私ともにヘビロテし、初夏のフィンランド旅行にも連れていきました。
とはいえ、自分1人では主観が入ってしまうため、広く率直なお声をお聞かせいただくことで、今後のリメイク日傘制作活動のために活用させて頂きたくて、数名の方々にモニターになっていただきました。
お祖母さまの形見のお着物を、リメイクで日傘に。
テーマは「ピンク!ピンク!ピンク!」3枚の着物を組み合わせました。
最後のモニターさま、こんな着物をお持ち頂きました。


ラスト1名枠に滑り込みで申し込んでくださったモニターYさま。
昨年秋、「思い出深いお気に入りの振袖を日傘に」とお着物ご持参でアトリエまで打ち合わせにお越しくださいました。
当日の朝からわざわざ手土産に、キャラメルバナナケーキまで焼いてきてくださり、感激でした。
託していただいたお着物はとても素敵なレトロ柄で、思わず心が躍りました。
なんでもこのお着物、Yさまが10代の頃にご自分で気に入って購入され(びっくりでしょ!)、成人式やお茶会、新年の挨拶、ご友人の結婚式などなど、何度も着られ、さらに、娘さんも大学の卒業式の袴姿で着られたという思い出いっぱいのお着物だそう。
そんなエピソードを聞いただけで、私までジーンと心が温かくなりました。
大切なお着物を託して頂き、責任重大です!
ハサミを入れるのもドキドキでしたが、時間をかけて何とかイメージ通りに完成しました。
そして後日、完成した着物日傘を受け取りに、またこちらまでお越し頂きました。
完成作品のお披露目です。
ではどうぞ、完成作品をご覧ください!






グリーンのこぎん刺しくるみボタンは、Yさまのチョイスです。
爽やかなミント色の着物日傘になじみます。
数十年経ってもちっとも色褪せたり、時代遅れに感じないのは、着物ならではですね。
むしろ古典的なデザインが逆に新しく、粋に見えます。
日本の着物の良さを改めて感じた作品制作でした。
Yさま、このたびはモニターへのご協力どうもありがとうございました。
またこの春夏からお使いになられましたら、ぜひ率直なご感想やご意見をお聞かせ頂けたらと思います。

今後の日傘オーダーについてのお知らせ
さて、これにてモニター募集した日傘をすべて制作し終えました。
モニターさまより頂いたアンケート結果などを踏まえ、今後の作品制作に活かしていきます。
もちろん、通常のオーダー制作は随時お受けしています。
オーダー受付は先着順であり、また、現在は私自身の創作活動を優先させて頂いているため、オーダー状況によっては数か月お時間を頂く場合がございます。
もし今年の夏のオリジナル日傘デビューをお考えでしたら、ぜひお早めにご検討くださいね!
また、オーダーに関して気になることがあれば、些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
以上、作品紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で2020年5月末を予定しています。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨、手作り日傘キットなども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます(手作り日傘キット以外)。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!