
CASAリメイク作家のTammyです。
今日も朝から雨降りです。
今年は梅雨入りが早いですね!
我が家のアジサイもチラホラと咲き始めました。
雨に濡れるアジサイって、本当可愛らしくて綺麗ですよね。
そんな梅雨シーズン真っ只中、先日とあるお客さまが、親子でアトリエにお越しくださいました。
今日はその時のお話を少ししようかと思います。
お客さまからのご感想も併せてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで頂けたらと思います。
きっかけは日経新聞さんの記事の掲載でした。
こちらのブログでご報告しましたが、先月下旬、日経新聞さんで取材記事を掲載して頂きました。
リメイクをライフワークとする者として、「三方よし」の理念で取り組んでいる作家活動。
私が考える「三方よし」とは
- イメージをカタチにする私が幸せ
- 一緒に作ってくれる方も幸せ(お仕事で関わってくださる方、応援してくださる方もここに入ります!)
- 手に取るお客さまも幸せ
みんなが幸せになれるものを生み続けること。
喜びの種を蒔き続けること。
それが私の「三方よし」の理念です。
日本らしいとっておきの素敵なものを、形を変えても大切に使い繋いでいきたい。
リメイクでもっともっと価値ある素敵なものになる「アップサイクル」を広く世界に提案していきたい。
その作家活動を、利害のない公平な立場から、共感し、丁寧に寄り添ってご紹介していただくこと。
これは私が夢見ていたことの1つです。
夢がまた1つ叶って、とてもうれしかったです。
そして、さらにここから、予想しなかったうれしい続きがありました。
その新聞をたまたまご覧になっていた読者の方が、「作品をぜひ見てみたいのですが。可能であれば、大学生の娘と一緒に」とわざわざご連絡くださったんです。
作品に興味を持っていただいたのはうれしかったものの、そのお返事をどうするか、実はかなり迷いました。
アトリエは常設店舗ではなく、おうちアトリエなので、基本面識のない方のご訪問はすべてお断りしているのです。
これは防犯上の理由が大きいです。
また、過去に少し怖い思いをしたこともあって…
ですが、今回はその方と共通点がいくつかあって、シンプルにお話してみたいなぁと思ったんです。
メールの文面からも、お人柄がよくわかったんです。
それで、今回はイレギュラーですが、ご連絡いただいたKさん親子(※お客様のお名前は伏せさせて頂いています)をお招きすることにしました。
「百聞は一見に如かず」リアルに勝るものは無しを実感した時間

お約束の日、あいにくの雨降りだったので、狭いアトリエにはお通しせずに、換気をしっかりできるリビングにお通ししました。
我が家のリビングは、お世辞にも広くてオシャレとは言えないし、ペットのリクガメや金魚もいるんですが、、、そこはご愛敬で!笑
お越しいただいてから、小一時間ほど互いのことを自己紹介がてらおしゃべり。
私が日傘を作り始めたきっかけとか、どんなふうに日傘を作っているかとか。
お母さまのお仕事についてや、エコ活動に取り組んでおられる娘さんの大学生活のお話なんかも。
普段なかなか現役大学生とお話する機会がないので、すごーく新鮮で興味津々で。
結構根ほり葉ほり聞いてしまいました。
そして、リクエストされていた着物日傘を1本ずつ開いて、どういうところをこだわって作ったのかなんてお話も。
お母さまも娘さんも、穴が開くほどじっくりと1本ずつ見てくださって。
初めて私の作品をご覧になった方の新鮮なリアクションの数々。
これは実際に足を運んで見て頂いたからこその体験。
やはり「リアル」に勝るものはないですね!
アトリエ訪問のご感想
そんなお2人から、うれしいご感想をいただきました。
大学生の娘さんより
昨日はアトリエを訪問させていただきましてありがとうございました。
使えなくなった着物を生まれ変わらせるということで興味を持ったのですが、 実物を見て、布の切り取り方や配置がとても素敵で、まさに芸術品だなぁと思いました。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
お母さまより
今日は、お忙しいところ、お宅に訪問させていただきまして、本当にありがとうございました!
素敵な作品の数々。
民緒さんのお話。
金魚さん、亀さんも。
豊かな時間をいただいたなぁと感じております。
ありがとうございました。
やはり、実際に目で見て、触れさせていただいて感じるものがたくさんありました。
その質感や重み、開くときのわくわく感。
開いて、内も外も見てのわぁ〜という感動。
傘の持ち手の部分や石突き部分、ボタン、そしてもちろん、お着物の生地自体にも、一つ一つにたくさんの想いが詰まっていて。
たくさんの人の手が生み出した芸術が、今ここに集結した、という感じがしました。
一つ一つの芸術を、そして魂を、傘という一つにまとめ上げて新しい命を吹き込む、そんな印象を受けました。
一人一人が、大切な子どものような存在なんだろうなぁと感じました。
私は今日初めて傘さん達に会ったのに、もはや、一つ、という気もせず、一人という感覚がします。
・・・中略・・・
傘さん達、未来できっと待っている人がたくさんいる、って感じてます。
これからも民緒さんの感性で、新たな命を吹き込んで、素敵な傘を産み出していかれますように。
心より応援しています。
今日は、本当にありがとうございました!
またどこかで、お会いできたら嬉しいです。

Kさま、素敵なご感想をどうもありがとうございました(*^^*)
またベストなタイミングで再会できますこと、楽しみにしています♡
必要な方にこの想いが届きますように!
コロナ禍で、家族以外の方をお招きするのは、私もとても抵抗がありました。
私や家族へのリスクだけではなく、お越しいただいたお客さまにご迷惑をかけてしまう可能性も、まったくゼロではありません。
もはや「当たり前」や「100%大丈夫」なんてことは、今の世の中には何1つないかもしれません。
けれども、こんな時だからこそ、今できることをしたいし、楽しむことを忘れたくない。
リスクを極力減らしつつ、どうやったらやりたいことができるかを考えています。
本当にそれ今大事?
やりたいの?
必要かな?
いつも自問自答しながら、人生に後悔がないように、自分の中の幸せのボトルを満たして、関わる方にもシェアしたいと思っています。
だから、今回のように、私はこれからもワクワクすること、自分の心が喜ぶことだけを、わがままに優先していきます!
実は去年から、日傘のオーダーメイドなど営業的なご案内については、ほぼ発信していません。
私がしたいのは、必要としてくださる方に、必要なものをお届けすること だから。
そしてもう一方で私がしたいのは、
「作りたい!」と思ったその時に、湧き上がるイメージを躊躇なく表現すること
足るを知り、できるだけ自分に正直に、軽やかに、自然体でありたい。
心地よいものを取り入れ、心地よい関係性を築いていく。
そして、どんな形であれ
人のお役に立てたり、迷っている方の背中をそっと押せるような存在でありたい。
そんなふうに思っています。
もちろんご依頼があれば、今後も1つ1つのご依頼に対して、丁寧に向き合いながらお作りしていきます。
他にも私の知識や経験があなたのお役に立てそうなら、こっそりでもいいので、お気軽にお問い合わせくださいね。
(裏メニューですが、Jimdo初めてさん向けの家庭教師のご要望が意外と多いです!)
リメイクでの着物日傘制作は、私のライフワークです。
あなたの夢を叶えるお手伝いができますように♡
以上、お客さまの声のご紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で2021年9月末を予定しています。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!