
CASAリメイク作家のTammyです。
今日は最近納品したオーダーメイドの日傘のご紹介です。
今回も着物をリメイク制作した日傘です。
手前みそではございますが、とても可愛らしく仕上がりました♡
お客さまからのご感想も併せて、ぜひ最後まで読んで頂けたらと思います。
亡き大叔母さまのお着物を日傘にしたいけれど、どれにしようか迷っておられました。
今回は3種類のお着物から、どれにしようか迷っておられました。
- 亡き大叔母さまのグレーの小紋
- 紬でグレー地にオレンジ色の格子柄のもの(こちらは行方不明で捜索中!)
- 白地(うすい黄色、レモン色?)に菊の柄の訪問着
候補の着物のお写真をメールで送って頂き、拝見したところ、どちらもとても素敵だったんです。
なので、このようにご提案させて頂きました(※お客様のお名前は伏せさせて頂いています)。
候補の着物2枚、拝見しました。
どちらもとても素敵なお着物ですね!
やはり使いやすさの点で言うと、書いてくださっていたようにグレーの小紋の方が 汚れや黄ばみが目立ちにくいということでオススメではあるものの、白地に菊柄も とても可愛らしく、●●さまが迷っておられるのもよくわかります。
そこで、これは1つのアイデアとしてのご提案ではあるのですが、もしよろしければ ベースはグレーの小紋を使い、日傘の8面のうち1面だけ、白地の黄色の菊柄の 部分を使用するというのはいかがでしょうか?
イメージはわきますでしょうか?
1面だけの使用でしたら、白地のお着物の方はお袖の部分だけを解けば十分ですので、着物ほどき費用を追加では頂きません(こちらでサービスさせていただきます)。
ただ、そうしますと、白地のお着物の方も今後お着物としてはお使い頂けないので、それでも構わない場合のご提案とはなりますが…。
やはり白地に菊柄だけで日傘を制作するのは、可能ではあるものの、汚れてしまった時のことを考えると、あまりオススメはできません。
2枚を組み合わせてお作りする場合は、2枚共お送り頂き、余った着物は完成した日傘と一緒にそのままお返しします。ご安心くださいませ。
最終的にどのお着物にされるかは充分ご検討頂き、またご意向をお知らせ頂けますと幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
最終的に、私の上記提案でデザインもお任せしますとOKを頂きました!
それでは完成品のお披露目です。
お客さまとのやり取りの中では、グレーの小紋と白の菊柄の訪問着のどの部分を使うかはお話していないです。
ですが、色のバランスを見ながらも、お花の可愛らしい部分はうまく取り入れていきたい。
という訳で、試行錯誤の結果はこちらです。









こぎん刺しクルミボタンも、和レトロな雰囲気で、カラーを合わせてみました。
中から透ける菊のお花も可愛らしいです。
到着後うれしいご感想を書いてお送りくださいました。
「そろそろ到着した頃かな、喜んでくださっているといいなぁ」と思っていたら、早速メールをしてきてくださいました。
こちらがお客さまから頂いたご感想です。
この度は大変お世話になりました。
日傘、無事到着しました!ありがとうございます。
グレー地のほうは紺の花の部分も使っていただき嬉しいです。
(傘を)さして主人に見せると、なんだか主人のほうが、広げたり閉じたり気に入っております。(笑)
大伯母が逝ってかれこれ30年ほどになりますが、きっと喜んでいることと思います。本当にありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いいたします。
とりいそぎ、到着のお知らせやらお礼まで。
ご主人の反応がとてもほほえましく、ご夫婦の仲の良いご様子も垣間見れますね!
Sさま、素敵なご感想をどうもありがとうございました(*^^*)
今はあいにくの梅雨シーズンですが、梅雨が明けたら、ぜひぜひ沢山お出かけのお供としてお使いくださいね♡
ここからはちょっとだけ「実は」なこっそり話にはなりますが…
さて、ここからはちょっとだけ「実は」なこっそり話になりますが…
今年は個人的な事情や思うところがあって、今まで毎年欠かさずやってきた日傘のオーダーメイドのご案内については、ほぼ発信しておらず。
つまりですね、今年に入り「集客」そのものを、手放してしまいました。
私がしたいのは、集客や商売繁盛ではなく、必要としてくださる方に、必要なものをお届けすること。
足るを知り、できるだけ自分に正直に、軽やかに、自然体でありたい。
心地よいものを取り入れ、心地よい関係性を築いていく。
そして、どんな形であれ、
人のお役に立てたり、迷っている方の背中をそっと押せるような存在でありたい。
そんなふうに思っています。
もちろんご依頼があれば、今後も1つ1つのご依頼に対して、丁寧に向き合いながらお作りしていきますので、よろしければお気軽にお問い合わせくださいませ。
リメイクでの着物日傘制作は、私のライフワークです。
あなたの夢を叶えるお手伝いができますように♡
以上、お客さまの声のご紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、今オーダー頂きますと、仕上がりは最短で2020年8月末を予定しています。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売している商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!