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OLだった私が専業作家になってから、再び兼業作家になり、そして休業を決めた訳

夏の終わりに、お友達と浴衣でならまちに行ってきました♪
夏の終わりに、お友達と浴衣でならまちに行ってきました♪

CASAリメイク作家のTammyです。

 

突然ですが、この8月末をもって、リメイク作家の活動を一旦無期限でお休みすることにしました。

 

今までのような毎日フル稼働の通常営業という形は取りませんので、お店の体制としてオフィシャルな新しい動きが、当分ないかと思います。

 

ただし、正確には完全休業や閉店ではないので、今後もお問い合わせや制作のご依頼は個別でご相談に応じたりできるように、お問い合わせ窓口はオープンにしておきますね。

 

もしも、私に対して、日傘やその他リメイク品等のオーダーをご検討頂いていた方がいらっしゃれば、どうか今後も気兼ねなくご相談頂けたらと思います。

 

私で何かお役に立てることがあれば、ぜひお力になりたいという想いは変わっていませんし、私を頼って頂けることが、私自身の大きなパワーになり、一緒にお客さまと創り上げていくアイデアがわいてきますので!

 

また、オンラインショップにつきましても、当分は今までどおり販売していきますので、いつでもご注文して頂けます。

 

現在担っております一般社団法人 日本日傘男子協会の理事としての日傘男子に関するサポート活動も、今までどおり続けてまいります。

 

ではなぜ、わざわざ今のタイミングで休業のお知らせをするのか?

 

また、私の作家活動が今後どのように変わっていくのか?

 

それをこれから、お話していきたいと思います。

フェイドアウトはしないって決めたから

実はこの春先から作家活動を休業しようかなと思い始め、少しずつ作家活動のペースを落としたり、SNS発信を減らしていっていたので、このまま何のお知らせもなく、フェイドアウトすることもできたんだけれども。

 

なんだかそれも私らしくないと思って、敢えて自分をさらす、つまりかっこ悪いけれど正直に思っていることを話したいと思い、このような形での今日のご報告になりました。

 

さて、ここからは私の心の内を語る長文になるかと思います。

 

興味がある方だけ続きを読んでください。

 

以降は肩の力を抜いて書いていきたいので、ですます調をやめますね!

今までの経歴を時系列でざっくりご紹介

まるで、独り言のようなブログになるけれど、とりあえず、まず、私の今までの経歴をざっくりと話しておこう。

 

関西の某外大卒

就職氷河期で何とか入れてもらったソフト開発の会社で、畑違いのプログラマになる

が、適性がなさすぎて、1年足らずで退職

貿易商社で国内営業事務を3年

20代後半、グルメや旅行など1番OL生活を楽しんだ時期

法律関係に興味を持ち、夜司法試験予備校に通いながら、昼間は法律事務所でアルバイト

契約満了で別の法律事務所に転職

パートから正社員になり、結婚してもしばらく働いていたが、出産のため退職

子どもが1歳になるまで専業主婦をしてみる

専業主婦生活が性に合わず、法律事務所のパートをまた始める

2年目からパートが休みの日に個人事業でリメイク作家としての活動を並行してスタート

2014年夏、日傘のオーダーメイドを始める

2017年、日傘のオーダー制作に追われ、土日も休みなく制作

結果体調を崩す
両立は困難と判断し、法律事務所の仕事をやめて専業作家になる

2019年、作家業を続けつつ、雑貨企画制作会社でアルバイトを始める

2020年春、会社勤務をやめ、法律事務所に転職
現在に至る

 

ざっくりまとめると、こんな感じかな。

新型コロナで様変わりした2020年上半期

最初はチャレンジで始めたリメイク作家活動。

 

着物リメイクの日傘を作り始めた2014年夏頃から、試みが当時珍しかったのか、無名の作家にもかかわらず、テレビをはじめとするメディア関係の方からちょこちょこと取材や出演依頼を頂くようになった。

 

その頃の私は、とにかく物づくりが好き。

 

アイデアはあふれるくらい次から次へとわいてくる。

 

寝る時間を惜しんでも、ブログを書くことも楽しくて。

 

トライアンドエラーで失敗も多かったけれど、新しい出会いも多くて、毎日楽しくて!

 

でも、認知が広がるにつれて、忙しすぎくなりすぎてキャパオーバー。

 

で、2つの異なる仕事の両立が難しくなり、精神的にも追われるようになって、体調を崩してしまった(片耳が聞こえなくなるように)で、悩んだ末、お勤めの仕事の方をやめ、おうちアトリエで専業作家に。

 

そして、2017年に念願の個展開催。

 

それから、海外での作品展にもトライしてみたり、現地にも足を運んできた。

 

満を持して、2019年秋には、親子で作品展を開くという夢も果たし、世界中の観光客の方が私たちの作品展に足を運び、着物日傘を愛でて楽しんで頂くことができた。

 

その流れで、「2020年はオリンピックイヤーということで、さあ、私も世界に向けてさらにもう1歩踏み出そう!今年は海外のアートコンテストにも積極的にチャレンジしてみよう!」と思っていたのが今年の初め。

 

そんな意気揚々と今年の展望を掲げていた中での新型コロナの拡大。

世の中は一気にトーンダウンして、世界各国はにわか鎖国状態に。

 

なんかね、これから私、一体何を目指していいのか、どこに目標を定めて頑張っていけばいいのか、本当よくわからなくなった。

 

そして、これはお恥ずかしい話ではあるけれど、個人事業としての売上という面で見れば、2017年をピークに、だんだんと落ちていき、それと共にメディアで取り上げて頂くことも減ってきた。

 

ハンドメイドで日傘を作る方もだんだん増えてきて、今じゃそんなに珍しいことでもなくなった、というのもあるのかな。

 

とにかく色んな要素が合わさって、気がつけば、ほとんど作家としての収入がないような状態になっていた。

 

けれど、キラキラと夢のある色とりどりの作品で、お客さまに一緒に夢を見てもらえることが作家としての本望であり、夢を見続けて、コツコツと夢を叶えるべく頑張り続けるのが私。

 

そんな私が「もう作家業はお休みしたい」って弱音を吐くことは、お客さまや今まで応援してくださった方への裏切りになるんじゃないか。

 

がっかりさせて、私からみんなが離れていってしまうんじゃないか。

 

そう思ったら、本音は言えないし、素敵な作家さんを演じ続けないといけないと思った。

 

何より、夢を追う私を、息子が本当に誇らしく思ってくれていて、そんな息子をがっかりさせたくなくて、「もうママ(私)は作品づくりをやめたいんだ」って言えなかった。

 

それはさておき、とりあえず、ジリ貧の状況を少しでも良くしようと、ホームページ運営のアルバイトを始めた。

 

そのため、少し心の余裕が出てきたものの、それでも、まだ本当に心が苦しかった。

 

そんな状況の中でのコロナの世界的拡大で、パンデミック。

 

ステイホームで、図らずも自分を見つめ直す時間ができた。

「好き」を仕事にする。その本当の意味に気づく

で、自分のこれまでの人生の棚卸と本当に自分がしたいことをじっくり考えてみた。

 

そうすると、私は、とにかく発信をどんどんしたり、色んなところに顔を出して、集客をして、日傘制作の注文を沢山もらって売上を上げることを目的とした「事業としての集客」をしたいのではなくて。

 

それよりも、1人のリメイク作家として、日本の素晴らしい文化である着物が着物として着られなくなっても、また形を変えて価値を付加できる唯一無二のリメイクアートとしての着物日傘の作品を世界に発信していくという「ライフワーク」を細く長くでも生涯続けていきたいんだ。

 

その初志を思い出すことができた。

 

また、私は自分の経験や知識を活かし、自分ができることで、ダイレクトに困っている人の役に立ち喜んでもらえることに、仕事のやりがいや幸福感をとても感じる。

 

だから、仕事で報酬を得たりやりがいを感じるのに、「日傘のオーダーメイド」という作家の仕事だけにこだわらなくても、自分が今まで10年以上経験してきた法律事務所秘書の仕事でも、それが十分可能だと思った。

 

どんな仕事であれ、やると決めたら、その場所で心から「ありがとう」って言ってもらえる仕事がしたい。

 

それで、新天地を求めて、転職を決めた。

 

そして、この春から、また新しくご縁があった法律事務所で、週数日働かせてもらっている。

 

法律事務所秘書の仕事って、もしかすると外から見たら華やかなイメージがあるかもしれない。

 

けれど、その実、言ってみれば結構何でもあり!

 

デスクワークや接客、受付、お金の管理、力仕事も含めた雑務、おつかいなど、マルチタスクを文句を言わず全部こなしていかないとならなくて。

 

頭も使うし、気も使うし、体力も使う。

 

本当に忙しくて、ゆっくりコーヒーを飲んだり、ランチに行ったりも全然できず。

 

でも、今の秘書の仕事が心底好きだし、忙しくっても迷いはない。

 

仕事が終わると、心地のいい疲れを感じる。

 

法律事務所には、毎日辛い悩みを抱えた方々がご相談にいらっしゃる。

 

秘書は弁護士のサポートをしながら、弁護士と協力してクライアントの問題解決にあたるやりがいのある仕事だ。

 

小規模ながらも、チームワークが欠かせない。

 

そのお仕事を、ある程度自分のペース配分で、気持ちよく任せてもらえるのがありがたい。

 

今の職場の雇い主でもある先生方には、思い切って私のライフワークの日傘制作のことを最初に面接でお話した。

 

わざわざ隠すことではないし、素行は隠したってバレるからね(笑)

 

どんなふうに捉えられるかはドキドキだったけど、ワークライフバランスを大切にする複業について理解し応援してくださった。

 

今は秘書の仕事と作家業を両立し、さらに子供やオットのことなど主婦業もあり、忙しいながらも張り合いのあるワークライフバランスが充実した毎日を過ごしている。

今の私が大切にしたいこと

なら、敢えて休業宣言しなくてもいいんじゃ?と思うかもしれない。  

 

私も最初はそう思っていたんだけど、私はどうやら2つのことを同時進行するのが下手なようで。  

 

いくら時間ができても、今度は新しい作品のアイデアが全くと言っていいほど浮かんでこない。  

 

4月5月の自粛期間で、職場も休業になって、ステイホームで自分時間が一気に増えても、なぜか全然新しい作品制作をしたいと思えなくて。

 

これって、なぜなんだろうか?

 

私、どうかしちゃったの?

何とも言いようがない不思議な感情が渦巻いている。

 

<絞り出したいけれどアイデアが出てこない>といういわゆる「スランプ」ではなく、シンプルに「作りたいのは今じゃない」って思う。

 

わきあがるようなモノづくりの情熱が、今の私にはなくなってしまった。

 

今の私にあるのは、家族や心が通う友人たちと過ごすささやかな日常であり、穏やかな幸せだった。

 

作るものがないから、ブログを書くネタもないから書けなくて、そもそも書きたいとも思えなくて。

 

だから最近ブログの更新も滞っている。

 

そのことを久しぶりに会った友人に話したら、

 

「アウトプットで持っているものを出し尽くしたから、今のタミーさんにはインプットが必要なんじゃないかな。 つまり、今は充電期間ってこと。 充電期間に、色んなものをインプットをして、また作りたくなったら作ったらいいのよ。」

 

そんな風に言ってくれた。

 

あ、そっか!そういうことなのね。

 

自分ではいくら考えてもよく分からなかった今の自分の心の中だったけれど、彼女にそう言われて、妙に腑に落ちた。

 

という訳で、この9月からは、まず「やらなきゃ」から離れる。

 

にぎわっている演出、もう疲れたー!笑。

 

もう、心が楽しい、幸せだって思えることだけをやっていく。

 

やりたくないこと、続けない。

 

私は、本来の私に戻るんだ。

 

NO MORE キラキラ・素敵ブランディング★

 

そして、からっぽになったコップに、またフレッシュな絞りたてジュースがいっぱい注ぎ込まれたら、またここに戻ってくるよ。

 

それは1ヶ月後かもしれないし、3年後かもしれないし、もうその時は来ないかもしれない。

 

でも、それも私の人生だから、自分さえ納得していればいい。

 

いつかパリで着物日傘の個展がしたい、という大きな、大切な夢を諦めたんじゃなくて、 もう1度、初心にかえり、「楽しい!」「表現したい!」と心から思えるように、心と身体の充電期間を設けるよ。

 

このブログは、時々近況報告も兼ねて、独り言を書きに戻ってくる予定。

 

だから、ふと私のこと、思い出したら、時々このブログを読みにきてくれたらうれしい(*^^*)

 

今は大変な時期だけど、どんな状況でも、きっと解決策はあるはずだし、心の持ちようと工夫次第で、日々の暮らしを楽しむことだってできる。

 

私も今しかない今を楽しみながら、これからのこと、ゆっくり考えてみるね。

 

ここまで長文を読んでくれてありがとう♡

 

それじゃ、またね!

「世界に少しでも早く穏やかな日常が戻りますように」の願いを込めて、この夏撮った神戸の夜景を最後に送ります♡
「世界に少しでも早く穏やかな日常が戻りますように」の願いを込めて、この夏撮った神戸の夜景を最後に送ります♡

Casa de Paraguasの日傘は、

<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>

という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。

 

お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。

 

「こんなもので日傘って作れるのかな?」

「こういう日傘があったらいいな」

 

お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。

日傘のこと、リメイクのこと、どうぞお気軽にご相談くださいね。

なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。

 

完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。

 

オンラインショップで販売している着物リメイク商品は、オリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。

 

そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。

 

お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!