
CASAリメイク作家のTammyです。
この8月末に作家活動休業宣言をしてから、早いものでもうすぐ2か月になろうとしています。
その間に、つい先日また1つ歳を重ねました。
40代半ば、もしもあのまま20代から商社OLの仕事を辞めずに続けていたら、今頃ある程度責任ある立場の仕事をしていたであろう年齢ですね。
でも、そんなタラレバ話って不毛だなと思うのね。
楽しいタラレバ話ならまだしも、現実に起こっていないもう1つの自分の現実(いま)を想像してみたところで、だから何なのさ?って思う。
今に至るまで、本当に色々と紆余曲折があり、悩んで、悩んで、ときに自暴自棄になりそうなこともあったけど。
結局今の自分を作ったのは、まぎれもない自分の思考であり、行動である。
それだけは変わらないし、当たり前といえば当たり前のこと。
今日は先日撮ってもらった写真のご紹介を含め、今の私の気づきなどつれづれ、お話してみようかと思います。
自覚のない不調に悩まされる日々
実はね、今年の誕生日の少し前から、私の身体の中では少しずつ異変が起こっていて、自覚のない不調に悩まされる日々。
色んな病院の色んな科で検査を沢山して、色んな診断が出て、最後は婦人科で「ホルモンのバランスが崩れてて、女性ホルモンが減ってますよ」だって。
ま、そろそろ更年期に入ってもおかしくないお年頃だからね、、、。
元々女性的な細やかさや母性もあまりなく、どちらかというとあっさりドライなタイプ。
でも、さすがに女性ホルモンが急激に減っているよって言われてしまうと、女性としてこれでいいのか!?とも思ったり。
でもね、いきなり大病が発覚するのではなく、あちらこちらにプチ不調が出てくるということは、こりゃ、焦らずゆったり、自分の心と身体を見つめなおして、自分を大事にしようね❤️っていう神さまからのアドバイスなのかなぁと思ったり。
今までどちらかというと、1度思ったら闘志を燃やして猪突猛進するタイプだったけど、今年に入ってからは、特に後半、自分の心と身体とゆっくり向き合えるようになっている。
完璧主義で、弱音を吐いたり、人に甘えたりは苦手な方だったけど、今では、ま、いっか!何とかなるわー!が口癖に。
特にプライベートがゆるゆるすぎて、家族がいつも呆れています(笑)
ポートレート写真を撮ろうと思った理由
さて、前置きが長くなったけど、なんでこのタイミングでポートレート写真を撮ったの?の話。
気持ちは元気なんだけど、病院通いばっかりだとやっぱり気が滅入るし、いつもと違う楽しい事、やってみようかなって思ったのね。
で、ちょうど誕生日になる節目、”イマココ”な自分の現在地を映像として見てみたくて、ロケーションフォトでポートレート撮影を決めたの。
写真を撮ってもらうのは、知り合いのフォトグラファーさん、カメラ好きのお友達、それから家族に撮ってもらうという手ももちろんアリだけど、なんとなく、今回は私を全く知らない人、それも異性のカメラマンさんに頼んでみたいなぁと。
どういう心境の変化なんだろうか、正直自分でもわからないの。
でも、気持ちがそっちに傾いたから、それを素直に現実化してみることに。
で、敢えて繋がりがない人をネット検索で探して、先週末に撮影に行ってきました。
ところで、天気予報はあいにくの雨。
しかも前後は結構晴れ続きなのに、撮影の日だけ見事に1日中雨なのよ!
きっと私の日頃の行いがいいんだねー!(笑)
「明日(撮影当日)は雨予報ですけど、撮影延期しますか?」って前日にご配慮のご連絡いただいたんだけど、私は撮影前にメイクを他のところで頼んでいたのもあり、雨でも撮影を決行してもらうことにしました。
さて、どんな感じに撮ってもらったのか。
早速送って頂いた写真データを数枚ピックアップしたので、良かったら続きを見てね♪
メイクも今回は別のところでお願いしてみました
撮影のお約束は、午後3時から。
なので、その前の午後1時半から、撮影に合わせて、近くのお店でフルメイク&眉を整えてもらいました。
普段はメイクをほとんどしないから、というか、正直言うとメイクがとっても苦手で(笑)
せっかくの記念なのに、そのままではあまりにも残念な感じになりそうなので、一応なりたいイメージの雰囲気写真だけ持参して、こんな感じで!とお願いしたのがこちら。
>>派手じゃないのにちゃんとキレイ。ワインレッドのルージュで見つける新しい自分(キナリノ)

エキゾティックで、アジアンビューティーな私の好きな雰囲気。
でも、やっぱりモデルさんと一般人では、持っているパーツが全然違うよね(笑)
ヘアメイクさんに無理難題言ったかも!?
とはいえ、やはりそこはプロ。
パパパっと30分で、別人級ではないにせよ、普段とはちょっと違う、うれし恥ずかしな私に変身させてくださいました♡
仕上がったメイクが結構濃いかなぁと思ったけれど、写真で見るとそうでもないかも?
ちなみに、ヘアスタイルは、一緒にメイクさんに頼んだのでなく、自分でひょいっとヘアクリップでハーフアップにしただけというお手軽ぶり。
癖っ気を最大限に活かしてみました♪
初めましてのご挨拶からすぐに始まった撮影タイム
約束の時間に待ち合わせ場所にいくと、少し流れをご説明頂いて、早速撮影開始。
建物の軒下や建物内を地下に降りたり、2階まで上がったり。
ちょっと傘をさして、外の緑のあるゾーンに移動したり。
あっという間の1時間。
衣装は、というか衣装というほど畏まった服装でもなく、普段お出かけや仕事に着ている服を選びました。
その方がリラックスできて自然体の自分が出せると思ったし、そもそも仕事のPR用に撮る目的ではないのでね。
気に入った写真があれば、SNSのプロフィール写真に使いたいなと思うくらい。
なので、白のカットソー、下はブラックのパンツにブーツ。
少し雰囲気を変えるのに、モスグリーンのジャケットやメガネ、ストールなんかを持参して、適宜チェンジ。
アクセサリーも普段つけていないから、今回は特に持参せず。


温かみのある路地っぽい雰囲気の場所でもパチリ。

ジャケット脱いでみると、こんな感じ。
ちょっと歩いてみようかね♪

ベルトも持参してみたんだけど、逆にお腹に目がいって、ちょっと微妙?

メガネをかけて、キリリモードはいかがかしら?

カメラマンさんが止まったタイミングで、実はこんなスカーフもあるんです、、、と。
これはベリーダンスのレッスン用に買ったヒップスカーフなんだけど、撮影に使えるかもしれないと持参したもの。
色が変わると、なんとなく場の雰囲気も変わるかも!?




最後は傘を差して、少し外でも。
本当は緑がある森のような場所中心で撮りたかったけど、雨なので、ちょっとだけね、、、



写真嫌いでも緊張しなかったのはきっと、、、
無修正で撮った写真、全部その日のうちに送ってくださったんです。
その数なんと572枚!!!
全部見るだけで、数日かかりました。
今日はその中で、悩みに悩んで、これ好きだなぁって思った写真を少しだけお披露目してみました。
もちろん見るに堪えない変顔や、一眼レフカメラの性能がいいゆえに隠せない年齢肌など、オヨヨとなるような自分の現実を、なかなか直視できない写真も多かったけれど、、、撮った写真は、どれも自分なんだよね。
普段の表情が、そのまま写真に写っているだけ。
それから目を背けるのではなく、受け入れて、そのままを感じる。
これってね、ある意味フォトセラピーではないかと思ったのです。
私はカメラを向けられるのは苦手。
人より目立つのも好きな方ではありません。
けれど、それとは裏腹に、心のどこかで人から自分を認めてほしいという他者承認欲求というものもあり。
自撮りをする人の気持ち、正直前は全然理解できなかったけれど、カメラで撮ってもらったり、自分をカメラに撮ったりという行動は、ある意味、自尊感情、自己肯定感を得るために必要な行動なのかもしれないと今は思います。
あなたは自分の顔、好きですか?
自分のこと、好きですか?
私はね、子どもの頃から、自分の顔そのものはあまり好きじゃないけど、好きなパーツはあります。
そして、私のことを好きって言ってくれる人がいることで、あぁ、私は幸せだなぁ、私の存在は価値があると感じることができる。
さらにね、今は、人がどう思っていようが、私は今の自然体でいられる自分が好き。
自尊感情の低い子ども時代から、今そう思えるようになるまで、すごく時間がかかったけれど、今回ポートレート撮影をしてもらったことで、そんな等身大の今の自分と、また改めて向き合うこともできたかもしれない。
ちなみに、普通の私は、異性を意識すると、普段以上に緊張してぎこちなくなるはず。
それが、今回の撮影では全くなかったんです。
なぜかなぁ?と振り返ってみると、カメラマンさんが気さくな雰囲気で、撮りますよー!とカメラを向けたり、ポーズや顔の表情を細かく指定するのではなく、一緒に雑談をしながら、歩きながら、カメラのレンズ越しに撮影するのではなく、顔はあくまでもこちらを見ながら、手元でシャッターを切っていたから。
なので、1時間撮られまくったというよりは、1時間近所のお兄ちゃんと歩きながら雑談したという印象の方が濃く残ってる(笑)
そういえば、何でカメラを始めたのか?とふと質問したところ、
学生時代、時間があって、一眼レフカメラを買って、友達を撮り始めたら、それが面白くて、つまり趣味が高じて仕事になったんだと。
私は「リメイク」という自分の好きなこと、自分の趣味が、今のリメイク作家の仕事に繋がった。
カメラマンさんは、カメラが好き、その趣味が、今のカメラマンの仕事に繋がった。
「その「好き」で、人に喜んでもらえるのがうれしい、というところは、タミーさんと僕、同じですね!」
そんなふうにおっしゃっていただいて。
それ聞いて、ちょっとキューと目頭が熱くなって、ウルウルしちゃった。
今は思うところがあって、リメイク作品を作ることをお休みしているけれど、そうだ!私も人に喜んでもらえることにやりがいや誇りを感じてやってきたんだなって。
そんな気持ちも振り返ることができました。
さてさて、最後にお断りを1つだけ。
今回はどなたに撮って頂いたかは、敢えてベールに包んだままにしておこうと思うのです。
たまには、そういうのもアリかなと♪
ここまで書いておいて、誰が撮ったのか知りたかった方がいれば、ごめんなさいね。
ですが、みなさんに、機会があれば、ぜひ撮られた写真が自分の好みと合うプロの方に、写真を撮ってもらう事はお勧めしたいなー。
綺麗に撮ってもらうことで、ありのままの自分も好きになれる。
つまり、自己肯定感が上がるから!
以上、ひとりごとでした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売しているリメイク商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!