
CASAリメイク作家のTammyです。
とてもとても楽しみにしていた絵が、このお休み中に届きました。
包みを開いて、その絵を初めて見たとき、何とも言えない不思議な心のゆらぎを感じました。
神秘的で美しくて、 今まで出会ったことがないもの。
まるで俗世のものではない、 宇宙からのお届け物のような気がして、しばらく両手の中に入れて、無心で眺めていました。
今日はその素敵な絵について、少しおしゃべりしてみようかと思います。
「魂の鍵 インスピレーションカード」から感じたこと

箱を開けると、こんな可愛らしい小さな布包みが!
そして、メッセージカード、お手紙、プレゼントでつけてくれたポストカードなども何枚か入っていました。
「早く開けて中身を見たい!」という気持ちもあったけれど、まずは心を落ち着かせて一呼吸するために、お手紙を読むことにしました。
お手紙のタイトルは、「魂の鍵 インスピレーションカード」
お手紙には、今回絵を描く過程で、作家さんの中に出てきたインスピレーションが詳細に書かれていました。
その詳しい内容については、私の心の中で大切にゆっくりと読み解いていきたい思いがあり、ここではシェアしませんが、インスピレーションは、文字で書かれているのに、まるで色と香りのついた音色のような、五感への刺激がありました。
私が今回オーダーした絵は、「魂の鍵」というタイトルがついています。
あくまでも私の感じた理解での作家さんの制作意図ですが、「魂の鍵」というのは、描いてくださいとお願いした人(今回の場合は私)の心の真ん中(魂)にある扉を開くための鍵であり。
描き手である作家さんは、宇宙から降りてきたインスピレーションをそのまま描く、宇宙と依頼者の仲介者(繋ぎ手)であるのかなと。
だから、魂の鍵を描くことで、描き手のエネルギーを絵に注ぎ込むのではなく、魂の鍵の絵は、鏡のような役割を果たしていて、見る人、手に取る人が、絵の先にある本当に大切なものを感じ取るための、文字通り「鍵」なのかなと。
「魂の鍵」をオーダーした理由
もしかすると、私が突然よくわからないことを言っているように感じた方もいるかもしれません。
けれども、誤解のないように最初に言っておきますが、私は正直、あまりスピリチュアルな世界が好きではなく、どちらかというと現実主義でドライな性格です。
幼いころから妖精や魔法、お姫さまが出てくるような美しい童話の世界が大好きな少女でしたが、スピリチュアルに傾倒することはありませんでした。
「目に見えない神の力」とか、「宇宙が呼んでいる」とか言われると、かなりかなり引きますし、そういう方々とは一線を画したいと思っています。
そんな私でも、今回絵を手にした時に、素直に「感じる」という喜びがあったのです。
もしかすると、すでに私の中には、<目に見える現実世界>と<目に見えない理屈では説明しきれない世界>、その両方の世界があるということを感じ取っているのかなと。
それは、私が日々の暮らしの中で、バランスをとても大切にしているということとも通じていて。
私は「〇〇専門家」とか「〇〇職人」というような、1つのことにすべてを捧げ極めるということができないのです。
色んなことをバランスを保ちながら同時進行する方がしっくりくる。
複数のことを同時進行するということは、普通に考えると、複雑で、忙しく、大変なことだけれども。
私の場合は、両極端な私が存在することで、心と身体のバランスを保っているようです。
だから、
作家として右脳を使って創作活動に打ち込む私
秘書として左脳を使って沢山のタスクを分刻みで行う私
そして
家の中ではちょっと不器用で鈍臭いゆるい母であり、妻である私
どれも偽りのない私であり、どれが欠けてもバランスが崩れる。
子どもが生まれて1年間は専業主婦をやってみたけれど、続けられなかった。
だから、お勤めに出ることにしたけれど、なんとなく何かが足りないと感じた。
そして、作品や言葉で自分を表現する喜びに出会い、作家としての活動をスタートしたけれど、それだけをやり続けてみたら、今度は心と身体のバランスを崩してしまった。
それで、ようやく気づいたんです。
私はどれか1つだけを選ぶより、「右脳」と「左脳」、「外」と「家」、「陰」と「陽」、「昼」と「夜」など、色んな両極端を大切にし、バランスを保つことが私の個性そのもの。
何かのエキスパートになれなくても、私はすでに私だから、それ以上でもそれ以下でもない。
そのままで十分幸せだし、十分満たされているのだなって。
でも、実は、もう1歩前に、もう1歩先に、世界を広げたい。
勇気を出して、もう1つステージの上がった未来に進みたいと思っている。
そう感じたから、このタイミングで「魂の鍵」をオーダーしてみようと思ったのです。
大切な探し物がようやく見つかったのかもしれない

お手紙を読んでから、ドキドキしながら、私のために描かれた魂の鍵の絵を見ました。
その時、何とも言えない不思議な心のゆらぎを感じました。
神秘的で美しくて、 今まで出会ったことがないもの。
まるで俗世のものではない、 宇宙からのお届け物のような気がして、しばらく両手の中に入れて、無心で眺めていました。
手の中に入れると、少し温かいものを感じました。
しばらくたってから、また絵を眺めると、今度はとても懐かしいものに出会ったような、これまた不思議な感覚がしてきて、ふいに涙が出てきました。
大切な探し物がようやく見つかったような感覚。
私の魂の絵は、紫と緑、赤など深い色のグラデーションの中に七色に光るバランスの取れた鍵が描かれていて、絵から「品」を感じました。
高貴な雰囲気もあるけれど、温かみもあって。
けれども、誰でもいつでもウェルカムというよりは、「私は、じっくりと吟味して、今のあなたを選びましたよ」とその絵が私に言っているようでした。
両手に収まるくらいの小さな絵です。
でも、存在感がすごくて。
さて、どこに飾ろうか?
アトリエの中をぐるっと一周して、最初に絵が来たら飾ろうと思っていた場所の壁にかけてみました。
でもなぜか全然しっくりこなくて、その違和感に心がザワザワします。
今度は、お気に入りの鳥かごのところに、絵を飾ってみました。
すると「そうそう、ここです!」と絵がうれしそうに伝えてきました。
という訳で、ようやく飾る場所も決まりました。

私の中の新たな気づきと決心
魂の鍵を手にしたことで、何かが急に大きく変わった訳ではありません。
でも、気づきがすでに沢山あって。
私はやはり、「創作活動」をしたい人であり、作品(ワーク)は自己表現であり、アートだと再認識しました。
これは卵が先か、ニワトリが先かの不毛な議論かもしれないけれど、私は作品を複製可能な商品として、沢山作って、沢山売って、その利益でお金持ちになりたいというイメージがまったく沸いてこなくて。
イメージは、私の作品を手にした人が心から喜んでくださる姿であり、私の注ぎ込んだエネルギーが、お客さまをさらに幸せに導くことだけ。
つまり私は会社のような組織を作って、社長になって、事業を盛り上げていきたいのではなく。
あくまでも1人のアーティストとして、この世の中に純粋に創る喜びで生まれた作品を遺したいのだな。
もちろん、付けている価格で作品を購入していただくことは、他者評価そのものだから、それ自体を否定しているのではありません。
でも、あくまでも作品を商品として売買することは1つの結果であって、それを目標にしたくはない。
もっともっと大きな視野で、世界を見たいし、色んな国の人に私の作品を見て、何かを感じてもらいたい。
という訳で、気持ちも定まりました!
来年2022年からは、今のようなオーダーメイドをメインとせず、オリジナル作品制作中心での作家活動に移行し、日傘のオーダーメイド枠を縮小する予定です。
そのため、オーダーメイドのご希望がございましたら、お早めにご検討くださいますようお願い申し上げます。
とても大切なことに気づかせてくれた魂の鍵。
描いてくれたのは、私の大切な友人であり、表現者として憧れ、尊敬している妖精イラスト作家のさかおゆみさん。
ゆみちゃん、とてもとても素敵なギフトを届けてくれて、本当にありがとう♡
数年前に軽井沢への移住を決めたゆみちゃんは、軽井沢の地で才能がさらに開花し、本当に素敵な世界観で見る人を魅了します。
心が清らかで、創造力が豊かで、素直で、美しい人。
一昨年、念願が叶ってゆみちゃんに会いに軽井沢にも足を運んできました。
その時の様子は以前こちらのブログで書いたので、良かったら併せてどうぞ♡

妖精イラスト作家さかおゆみさんについての基本情報
最後に、さかおゆみさんのサイト等のご紹介です。
ゆみさんのオフィシャルサイトが、最近リニューアルされました。
とても素敵なサイトなので、ぜひ1度のぞいてみてください。
軽井沢での創作活動や素敵な日々の様子などは、ブログやインスタグラムなどで最新情報をご確認できますよ。
ちなみに、私が制作をお願いした「魂の鍵」は、大人気でオーダーが一気に集中してしまったようです。
次は6月末頃に、また新しい商品で販売をする予定だとか。
気になる方は、インスタグラムのDMかサイトのお問い合わせフォームから、コンタクトを取ってみてくださいね♪
「妖精マルシェ Fairy Market あなたが妖精になれる場所」
- オフィシャルサイト https://fairymagic-yumi.com/
- ブログ https://fairymagic-yumi.com/blog_list/
- インスタグラム https://www.instagram.com/fairy.yumipan/
- お問い合わせフォーム https://fairymagic-yumi.com/contact/
以上、素敵な人やモノのご紹介でした。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

Casa de Paraguasの日傘は、
<「リメイク」というひと手間の魔法で、想いをカタチに>
という理念の下、託してくださった方に寄り添い、作り手の顔が見えることを大切にしながら、1本1本時間をかけて手作りしています。
お客さまにとって、「世界に1つの宝物」のような、「愛おしい子ども」のような存在になることを願っています。
「こんなもので日傘って作れるのかな?」
「こういう日傘があったらいいな」
お客さまが作ってほしい日傘のイメージに、できる限りやわらか頭で対応します。日傘のこと、お気軽にご相談くださいね。
なお、当店はオーダーメイドだけでなく、着物日傘の完成品やリメイク雑貨なども、少しだけですがオンラインショップにて販売しています。
完成品なので、もちろんすぐにお使い頂けます。
オンラインショップで販売しているリメイク商品は、着物をリメイク制作した私のオリジナル作品のため、すべて世界にたった1つしかないものです。
そのため、完売しましたら、同じものの再販はありません。
お時間ありましたら、ぜひ1度Online shopもご覧くださいね!